« 自然と共に生きている | トップページ | レモングラス »

2005年10月 9日 (日)

宙を圧す

 全身の指圧、あるいはマッサージをする場合、一定のリズムで施術をして、深い呼吸をしてもらうということが大切ですが、その中にも、メリハリをつけて、どこかにクライマックスを作るということは、より深いリラックスに導くために必要だと思います。

 能でいうところの『序破急』とも少し違う、もっと緩やかなエンディングですが、フィナーレを伝え、余韻を味わっていただくために、特別な操作をします。
 
 指圧では、各部位の終わりに持続圧をしますが、特に、頭部の最終点である、おおよそ『百会』の部位の持続圧と、全身の最後の操作である、腹部の重ね手掌振動圧を、『見せ場』として考えています。

 最終操作では、『気』を集中して持続し、徐々に圧を抜いていきます。

 体をひとまわり大きなものとしてとらえ、空間まで圧して離す感覚で、丁寧にパフォーマンスを終了します。体を包んでいるという『オーラ』まで施術するという感覚です。

 全身の指圧・マッサージをするということは、ワンステージのダンスです。名人・上手といわれるセラピストの体の動きは、見ていて美しいと思います。無駄のない美しい動きの中に、物語性のある『見るに足る施術』、それが私の目指すものです。

|

« 自然と共に生きている | トップページ | レモングラス »

心と体」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 宙を圧す:

« 自然と共に生きている | トップページ | レモングラス »