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2005年11月29日 (火)

柚子の季節

柚子農家の方が指圧に来ました。背中が丸くなり、柚子の収穫で見上げた後頚部の筋肉と肩を挙上・内旋する三角筋前部(肩の前の盛り上がり)がこっていました。

はしごにつかまって、手を伸ばして、柚子をたくさんもいだのでしょう。黄色い柚子と、緑の葉っぱ越しの青い空が目に浮かぶようです。

足が乾燥していたので、ラベンダーとスイートアーモンドオイルでフットマッサージもサービスしておきました。

体をとおして情景が浮かぶようなときは、不思議とスムーズに施術ができるものです。痛みがとりきれていない筋肉があるのもわかるのですが、あとは全身の血行促進によって、時間が老廃物を流してくれるはずだと、確信しています。

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2005年11月26日 (土)

人間は生物(ナマモノ)である

『人間は生物(ナマモノ)であるから傷み(いたみ)やすい』こフレーズって、客様丁寧よう自分大事よう

どれだけ心を配って体に触れるか、その時間が癒す傷もあると思います。

五木寛之さんの『気の発見』という本の中に、野口体操創始者、野口三千三さんの『自分とは自然の部分である』という言葉があります。

宇宙という生命体から生まれ、宇宙に還っていく命である自分。

人間の体に触れているということは、『ゆっくりとお別れをするための儀式』として、自分を納得させるために、とても有効なことだと思います。

突然、あっけなく、目の前から宇宙に還っていく命がたくさんあります。スキンシップの癒し効果は、される側にもする側にも大きな心の安定を残していきます。

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2005年11月25日 (金)

記号化された視覚を疑う

展開の速い現代社会では、『感性を必要としない視覚の情報』にとらわれすぎて、生理的な嫌悪感とか、胸騒ぎのようなものを判断材料から除外してしまった結果、最近のニュースで取り上げられているようなミスが起こっているのだと思います。

視覚情報でも、美術や映画、読書や文章を書くなどの感性を伴うものもあります。

顔色や舌・爪・皮膚・姿勢などは指圧やマッサージに必要な視覚情報ですが、社会的な地位であったり、服装や容姿の良し悪しなど、触覚の世界では関係ありません。

速く処理するために記号化して、形やマニュアルにのっとってさえいれば通してきたことの弊害が、投薬ミスや、鉄筋の数を減らしたマンションなのだと思います。

カルテや設計図の中には、どんな数字を書き込むことも可能です。だからこそ想像力を使い、記憶や感情を呼び起こしながら時間をかけて仕事をしていかなければ、取り返しのつかない結果を生むことになります。

指圧・マッサージのタッチについて、いつも考えています。万人向けのものでなく、マニュアルにとらわれない、オーダーメードのベストタッチを、誰のどの部分にも続けていくということを。

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2005年11月22日 (火)

インドの紅茶

 インドに旅行する前に指圧をして出かけた方から、『快適な旅行ができました』と、おみやげに紅茶をいただきました。

 さっそく、沸かしたてのお湯で、ティーポットで蒸らしてから飲んでみました。美味しく甘く、今までに味わったことのない味がしました。茶葉は大きく、薄い色なのに、淹れた紅茶は鮮やかな色をしています。

 香りはそれほど強くないのですが、渋みがなく、二煎、三煎しても旨みがあります。

 インド、ゴールデン ティップス ティー社のヴィンテージティー、『ピュア・ダージリン』という銘柄です。

 日本で売っているでしょうか?昔の紅茶はもっと味があったような記憶があるので、最近の紅茶の味にはあまり期待をしていませんでした。オーガニック栽培であるとか、茶葉の扱いとか、その秘訣はわかりませんが、丁寧に仕上げると素晴らしい作品ができることは、指圧にも通じるところです。

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2005年11月21日 (月)

世界ウルルン滞在記

昨日『世界ウルルン滞在記』で、中国マッサージの先生の家にタレントが一週間滞在して、マッサージを教えてもらうというのを放送していました。

スタジオの出演者たちは感心したり、驚いたりしていましたが、指圧・マッサージの先生が見ていたら、半分くらいの先生は、特に驚くことはなかったのではないでしょうか。

360のツボに対して700の指圧点を持つのは珍しいことではありません。

漸増漸減圧(弱い圧から強い圧へ)、悪い部分をいじりすぎない、気をためる(集中)など、手技療法においては、基本的なことです。それがわからない、わかっていてもできない、あんま・指圧・マッサージ師が多いとは思います。

しかし、ある程度の評価を得て、クライアントの期待に応えたいと思う施術者は、体に無理をさせないような手技を使い分けるようにし、気を溜める何らかの方法をあみだしているのではないかと思います。そうでないと、自分が擦り切れてしまうからです。

中国のマッサージの先生は人柄も素晴らしく、出演したタレントも好感の持てる青年でした。指圧・マッサージのマネは誰でもできるし、一週間でも形になるとは思います。しかし、簡単に頚椎をポッキと鳴らせないケースがいくらでも出てくるのです。

人間の体は複雑で、昨日と今日とでは違い、そのために努力をされている、世に出ないたくさんの『神の手』を持つ先生方に代わって、僭越ながら書かせていただきました。

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2005年11月19日 (土)

胸を張る

 『胸を張って、まっすぐ前を見て』、それさえできたら頭痛も肩こりもなくなるのに、という方がたくさんいます。

 右の前頭部が痛くなる人は、頚が左に傾くことで、右の側頚部がこって、血行が悪くなっていることがあります。

 乳頭線上の胸骨を突き出した姿勢をとってもらうと、『そっくり返った感じ』を持つ人が多いようです。

 もっと偉そうにそっくり返ってもいいじゃないですか。生きてるっていうことは、そうとう大した事です。大股で地球を蹴って、しっかり肩を振って歩いてください。もっと大きく息を吐いて、新鮮な空気を吸い込んでください。

 それで、たいていの不調は改善されていくはずです。でも、もしもいまいちだと思ったら、鈴木指圧院がお待ちしております。踏み出せない一歩があるなら、いつでも背中を圧しましょう。

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2005年11月18日 (金)

心の琴線に触れる

  筋肉のこりがほぐれることを、英語で『リリース』と言います。

主観的にしかわからない感覚ですが、セラピストとクライアントの間に存在し、共に納得することも、どちらか一方しか満足できない場合もあります。

タッチの感覚は、自分で自分に触れる場合、かなり気持ちよく、適量刺激でこりをほぐすことができるのですが、クライアントへの刺激量は、筋肉の沈み具合や、皮膚温、顔つき、呼吸などを探りながら、観察力と想像力で、ボディメンテナンスの作業をすすめていかなくてはなりません。

表層筋のこりなのか深層筋なのか、筋肉と筋肉が癒着しているか、また筋の走行が縦・横・斜め、どの方向へ伸びているのかなどを考慮し、筋肉によっては、どういう動作をして硬くなったのかを推理します。

そうして全身を触っていくうちに、意外なところに、双方の納得がいくポイントが現れることがあります。

『ここですよね?』『それ、それ!』という心の会話が交わされ、精神的にも凝り固まっていたものがほぐれていく感じが伝わります。かなりあっけなく、心の扉を開けてしまったような、不思議な感覚です。驚く人もいますし、忘れていた過去の記憶をしゃべりだす人もいます。

ボディ&ソウル、指圧やマッサージはライブ感覚のステージだと思っているので、少しだけですが、神の領域の、体を超えた部分に触れることがあります。

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2005年11月15日 (火)

旧暦で体を診る

 旧暦を体の治療に利用している先生がいるそうです。

 

 旧暦では、5日を一候とし、3候で一気とします。一年を15日毎に二十四節気に分け、立冬は11月7日、11月22日は小雪です。

 15×24は360、地球の公転は円軌道、円は360°、一年は365日。当たり前なのかもしれませんが、数字の符合を考えると、もっと暦に忠実に生きてみることで、生きることが楽になるのかもしれません。

 

 月の満ち欠けや、朝と夜、夏と冬、自然の影響を考えて体を診ることで、クライアントに対して、もっと的確なアドバイスができるかもしれません。

 皮膚の角質は28日周期で生まれ変わり、月経もほぼ28日周期を繰り返しています。

 

 クールビズ、ウォームビズ、サマータイムやウインタータイムで生きることに、自然と共生し健康を保つ秘訣があるのかもしれません。

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2005年11月13日 (日)

起きていただく

 施術中に寝ていただくのは、最高の評価ではないかと思っています。

 昨日爆睡した方がいらっしゃいました。あまりの寝っぷりのよさに、起こすタイミングを逃して、およそ一時間半たった頃、とうとう声をかけて起きていただきました。こちらの都合よりも、お客様の予定があるかと思ったからです。

 いびきが寝息に変わり、体がほぐれて、質の良い眠りであることがうかがえました。夢を見るレム睡眠から、脳を休めるノンレム睡眠に移ってしまったようなので、眠りのサイクルである90分を目安に起きていただくことにしました。

 ちなみに、室内芳香浴にレモングラスを3滴使い、マッサージには、クラリセージ3滴、マンダリン1滴、ジュニパー1滴、ローズマリー・シネオール1滴、オリーブ・エキストラヴァージンオイル30mlのブレンドオイルを使用しました。

 乾燥肌・むくみ・生理痛・リラックスを意図したブレンドなのですが、レモングラス・クラリセージ・マンダリンの安眠効果が発揮されたようです。

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2005年11月10日 (木)

中国の針治療

中国で坐骨神経痛の針治療を受けた兄が先日帰国して家に来たので、話を聞いたところ、薬指と小指の間の『腰痛点』と、三焦経の『外関(がいかん:手首後面中央より2寸肘寄り)』、『四瀆(しとく:手首後面中央より5寸肘寄り)』に針を刺したそうです。

手の甲で、示指と中指の間を手首のほうにたどって骨にぶつかる手前と、薬指と小指の間を手首のほうにたどって骨にぶつかる手前の2点を『腰痛点(腰腿点)』といい、腰痛に特効があるとされています。

すぐには痛みがとれなかったそうですが、置針をしてから、屈伸をするように言われ、その後しばらくの間は痛みが楽になったそうです。

三焦とは、上焦が舌下から胃の入口の噴門まで、中焦が噴門から胃の出口の幽門まで、下焦が幽門から陰部までをさします。

骨盤内の疾患に三焦経を使うというのは、ツボの考え方からはありうるのですが、その効果の判定はなかなか難しいところです。

臀部のほうから強圧すると悪化するような坐骨神経痛の場合には、三焦経のツボを試してみる価値があると思います。

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2005年11月 7日 (月)

寝違え

落枕(らくちん)』という寝違えのツボが、手の甲で示指と中指の間の、拳を握ると突き出る骨から約1cm手首よりにあります。

土曜日の朝に、ベッドから枕が落ちて、頚をねじったようです。右ハンドルの車の運転では、右に頚をねじって、窓からの後方確認ができにくい状態です。

第7頚椎の右脇に痛みがあり、頚をねじると、右肩から右手指先に、しびれビームが炸裂する感じです。

マッサージの予約が入っていたので、早く治したくてストレッチのあと、100円ショップで買ったツボ押し棒で肩を叩いていました。これがよくなかったようです。

僧帽筋が翌日には腫れて炎症を起こしている感覚があります。ストレッチをしてから、肩を振り子運動させながら、歩くことにしました。

普段はならない関節の音がゴキゴキします。筋肉や腱が固まって短縮している感じです。30分ほど歩いてから塩でマッサージをしながら入浴しましたが、いくらか可動範囲が広がっただけで、へたに動かすと痛みがあります。

結局3日目になって、頚の付け根に痛みをあるものの、どの方向にでも動かせるようになりました。知ってはいても、いざとなると『落枕』を圧さないものです。だから、その効果を実感する機会を逃してしまったのですが、『急性の痛みは3日』という判断には自信を深めた次第です。痛めている部位は、刺激が強くなってしまうことがあるので、気持ちがよくても、叩かないほうが賢明です。

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2005年11月 6日 (日)

むくみのアロマレシピ

  ジュニパーには強力な毒素排出作用があるので、アロマオイルマッサージの途中でトイレにいきたくなる方が多く、むくみをとりたい方には良いのですが、効きすぎてリラックスしにくいという感じがしていました。

昨日のマッサージでは、ジュニパー3滴+フランキンセンス2滴+スパイクラベンダー1滴+スイートアーモンドオイル30mlのブレンドにしてみました。

ふくらはぎや足のむくみのほかに、肩こりと顔のにきび、全身の疲労感があったからで、ジュニパー以外のブレンドは、クライアントに香りを選んでもらって決めました。

しかし結局、伏臥位のマッサージが終わった時にトイレへ行き、仰臥位の施術が終わっても熟睡していたのですが、トイレへ行きたくて眼が覚めたということでした。

マッサージの手技だけでもむくみはかなり解消されるわけなので、あまりむくみを排出する作用がないと考えられる精油とブレンドしたのですが、ジュニパーを半分の割合で使ってもかなりむくみに良く効いたという事例です。

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2005年11月 5日 (土)

風の流れ

 今日の新聞の書評欄で、『花の香りは、風の流れに逆らって広がることはできないが、徳のある人の香りは、風の流れを越えて広まる』というお経の一節を紹介していました。

 世の中に必要とされる知識や技術を持って仕事を続けていれば、その人間関係はおのずと広がって、やがて世に知られることとなるという、有難い御言葉です。

 鈴木指圧院のアロマの香りは、この部屋にとどまっていますが、クライアントの方たちからの紹介で施術に来ていただく方が増えています。本当に有難いことです。

 今日も感動のあるタッチができるように、すでに朝のトレーニングは終わって、準備は万端です。

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2005年11月 3日 (木)

冷え性か、冷え症か?

 昨日、『冷え性のツボとストレッチ』という講座を、生活の木の、ハーバルライフカレッジ飯能校で講義したのですが、『冷え症』だと思っていたという方が何人かいらしゃっいました。

 冷えを病気としてみるか、状態としてみるか、あるいは全く意識せずに使っているかということなのですが、冷えは、多くの場合、末梢への血流不足の状態で、病気ではありません。

 実際、大腿から足先に向かって指圧をした後に、冷え性のブレンドオイル(スイートマジョラム1滴+スイートオレンジ1滴+ジンジャー1滴+スイートアーモンドオイル15mlの割合)で足から膝へ向かってマッサージをしたところ、ほとんどの方の冷えは改善されていました。

 もっとも、昨日は暖かくて、この加温性の高いブレンドが効き過ぎてしまったかもしれませんが。

 冷え性の方でアロマに興味のある方は、試してみる価値のあるブレンドレシピだと思います。

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2005年11月 1日 (火)

気持ちのいい小顔マッサージ

 入浴中にできる、頬と顎のラインをシェイプアップするマッサージです。

 

 両肘を曲げ,両母指を立てて、口角の下くらいで下顎骨の内側に、両母指の指紋部をあてます。

 

 示指から薬指の3指の指紋部を頬骨の下にあて、ゆっくりとほんの少し顔を下に向けることで、頬と顎のラインを圧迫します。

 

 骨のラインに沿って、内側から外側へ移動します。3点でも、耳の手前まで5点でもいいと思います。

 

 片手だけを使って、頭の重さで頬骨をゆっくりと強擦するのも気持ちがいいものです。机に肘をついてもできます。ちょうど授業中に居眠りをした時の『舟をこぐ』ような感じです。

 

 頬のリフトアップと顎のシェイプアップになります。温めの温泉に出会った時には是非やってみてください。至福のひと時だと思います。

 

 指をしっかり伸ばして、体の力を抜くことと、肘を体に密着させて、頭の重さと重力を利用することがコツです。本当に気持ちいいですから。

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