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2006年3月31日 (金)

平成17年度の最後の日

 会社や学校では、今日が一年の締めというところも多いと思います。

 大変な努力を重ねて、一年を生き抜いてきて、今日という日があります。

 そして、明日からまた新しい一年が始まります。是非とも健康で乗り切ってください。

 次の一年で、また会いたいと思える人に、何人出会えるでしょうか。

 また会いたいと思えるような人で、自分はあり続けることができるでしょうか。

 梅や桜に気をとられていたら、庭に、紫色の、小さなムスカリの花が咲き始めていました。

 季節は、少しずつあでやかになっています。

 どうか、幸せな一年でありますように。

 

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2006年3月28日 (火)

マッサージを必修にしては

 英語教育を小学校から始めることになりそうですが、マッサージも保健体育で教えたらいいと思います。

 セルフメンテナンスができれば、病気や怪我の予防になりますし、マッサージを覚えて、両親、祖父母など、自分の周りの人の体と触れ合うことで、情操教育にもなると思います。

 マッサージは誰にでもできるので、入り口は広いのですが、的確な指導となるとかなり難しく、人材の育成は、小学校の英語教師より困難かもしれません。

 でもマッサージは奥が深く、一生この中で遊べるほどの不思議に満ちているのです。

 春風亭小朝さんが『満足のできた講座は一度もない』といい、WBCで王監督がイチローに『バッティングが簡単だと思ったことは一度もない』と言ったそうです。

 『指圧やマッサージが簡単だったことは一度もない』と私も言わせていただきます。子供たちはマッサージのすごさをわかってくれるでしょうか?

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2006年3月27日 (月)

延命装置

 今日のニュースでは、延命を中止した医師の行為が、患者本人や家族の同意にもとづくものであったかという、尊厳死・安楽死の問題が取り上げられています。

 人工心肺装置で、臨終の時を先に延ばすことができるようになり、『死んでほしくない』という家族の感情や、患者の社会的な影響力などもあって、延命の中止という判断は、死を迎える患者ごとに、考えていかなければいけないのだと思います。

 おそらく、患者や家族とのコミュニケーションの不足から問題化したのでしょう。

 私の父のときも、母のときも、延命を中止する判断は早くつきました。本人が望まないだろうから、そしてその場に私は、私の兄妹はいたから。

 患者の苦しみを、家族みんなが見ておくこと、そして患者と家族がコミュニケーションをしっかりと持ち、医師や医療スタッフとも信頼関係を持つことができれば、難しい判断ではないはずです。

 終末医療として、指圧を選んでくださった患者さんたちは、もう神様に近づいていて、いつも私に感動を与えてくれました。

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2006年3月25日 (土)

痛みを残して施術を終えるとき

 腰痛が主訴であっても、内臓の手術歴がある場合は、腰痛に対する施術を終えても、痛みがとれないことがあります。

 このようなときは、腹部の手術痕がひきつれていたり、瘀血(おけつ=古い血の滞り)のために、痛みが生じていると考えています。

 痛みのある部位をむやみに圧すよりは、内臓の下垂や骨格の歪みを矯正して、血液の循環を改善することで施術を終えることがベターだと思います。

 ストレッチや家事の姿勢の工夫など、日常でできることを日課にしていただいて、次の施術でまた全身の調整をしていきます。

 今日始めて来られた方も、かなり血色は良くなったのですが、少し痛みを残して、ストレッチの宿題を持って帰っていかれました。

 やりすぎないことは、とても重要です。施術者の手を離れてからも、血行の良くなった体は、しばらくの間、調整をし続けるのです。

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2006年3月23日 (木)

下肢のオイルマッサージのポイント

 下肢に、こりやむくみが強い場合、内側の施術では、膝を曲げて倒すことで、外側の施術では、膝を曲げて立て、反対の下肢にクロスさせることで、マッサージの効果を高めることができます。

 経絡でいうと、下肢の内側には肝経、腎経、脾経が通り、外側には胆経が通っています。

 膝を曲げて筋肉を緊張させることで、経絡の線が張られて、ツボ刺激の遠隔操作による全身性の作用が明確になります。

 伏臥位、仰臥位で下肢を伸展したままマッサージする場合と違う刺激を受けることがわかると思います。この場合、足首が底屈(足指が下肢と平行)であることも大切です。

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2006年3月20日 (月)

強風のストレス

 昨日の風は、交通機関や建物にまで影響しましたが、体にも大変なストレスになったと思います。

 車の窓を開けて、顔に風を受け続けて、顔面神経麻痺になった話を聞いたことがあります。また、扇風機の風にあたり続けて、脳梗塞になったという話もあります。

 風がほこりや花粉を舞い上げ、吹きつけ、アレルギーのある方には大変な一日だったと思います。

 私も、風にあたったからか、何となく頭が痛い一日でした。耳の周りや下肢の外側の胆経のツボを指圧すると良いという例もあり、寝ながら圧してみました。

 圧しているうちに、右頭部に数ヶ所、圧痛部位を発見し、胆経からは少しはずれてしまったのですが、いつのまにか眠って、起きたときに頭痛は解消していました。

 耳の周り、下肢の外側、頭が痛いときに注目してみるのも良いと思います。

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2006年3月19日 (日)

一年ぶりのお客様

 一年ぶりのお客様の、電話の声は忘れてしまっていても、体を指圧していくと思い出すことがたくさんあります。

 少し太ったとか、体が硬くなったというようなことはすぐにわかります。

 車で遠くから来ていただく方は、今の季節、越生町の梅林を見に行く車の渋滞で、予約の時間より遅れることがあります。

 渋滞を乗り越えて、遠くからわざわざここまで来てくれる方は、本当にありがたいお客様です。

 『ここに来るとホッとするから…』そう言って帰って行かれるお客様に、自然と頭が下がります。

 半年に一度、一年に一度、体の調整のためにまた、来ていただきたいと思います。そして、指圧をしたことで、健康を保って、一年無事に過ごせたとしたら、私も幸せです。

 癒しの空間と時間を提供することが、鈴木指圧院のコンセプトです。理解していただける感受性のある方々に支えられえて、今日という日があります。

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2006年3月17日 (金)

日向夏

 試食の味に誘われて、日向夏(ひゅうがなつ)を買いました。グレープフルーツの仲間かと思ったのですが、柚子と文旦から自然発生的にできたものだそうです。

 1820年頃から日本にあるそうで、苦味はないのですが、果肉はグレープフルーツに似ています。

 アロマオイルに日向夏はありません。柑橘系の香りとしては、個性的なものではないので、商品化されることもないかと思います。

 今日は日向夏の皮を刻んで、玄関のポプリに混ぜて置こうと思います。自然発生的に生まれて存在し続ける日向夏、そこから生まれる何かを期待して。

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2006年3月15日 (水)

『百会』から体幹を貫く指圧

 アロマオイルマッサージに2回来てくださった方の肩こりに、指圧をすすめてみました。むくみも気にしていらしたのですが、指圧でもオイルマッサージと同じようにむくみを改善することができます。

 横臥位、伏臥位、仰臥位と指圧をしていき、頭部の最後に『百会』を指圧しました。

 『恥骨まで届いた!』と驚かれていました。垂直圧の刺激は無限大に広がっていくイメージがあります。特に頭部の最後の一点は、特別の思いを込めて指圧するようにしています。

 アロマオイルマッサージがおしゃれで、指圧がそれに劣っていることなどありません。何か体の痛みや歪みを改善したいという方には、指圧を勧めています。

 アロマの香りを指圧をされながら吸い込むことで、肺から、体中に精油の成分はいきわたります。

 アロマライトに落としたジュニパーとグレープフルーツの香りの中、ヒーリングミュージックを聴きながら、指圧をすると、今までになく体が緩んでだようです。

 指圧前にもトイレに行かれたのですが、施術後もトイレを済ませて、気持ちよさそうに、帰っていかれました。

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2006年3月13日 (月)

言葉の不自由な方を診る

 昨日は脳梗塞後遺症で、発語が不自由な方のお宅に往療(出張治療)に行ってきました。

 初めての方には、いろいろとお尋ねしたいことがあるのですが、この場合は『推察』がとても重要になります。

 左膝の痛みが主訴とのことですが、歩けていることを見て、ひとまず安心しました。

 頬の赤味から高血圧を予想し、左半身の筋肉の硬さ、特に大腿部の筋肉をゆるめることを主眼において施術をしました。

 指圧・マッサージの施術方針は、体全体を触っていくことで絞れてくるものです。

 施術が終わって、頬の赤味が引いていることと、正座をしたことで、体全体の緊張をほぐすことができたと思いました。もちろん、正座は膝によくないので、やめるようにお話しました。指圧の効果で膝の痛みを忘れてしまったということであれば嬉しいのですが。

 後で病院の書類から、頬の赤味は糖尿病の影響もあることがわかりました。そういえば、頬の赤い糖尿病の方を、以前診たことを思い出しました。

 ここで注意したいのは、主訴が本当に膝の痛みであるのかということです。われわれ指圧やアロマセラピーを仕事としていても、痛む部位をピンポイントで指摘するのは難しいものです。探して、探して、やっと絞れてくることがあります。

 コミュニケーションと推察の繰り返しで、人間の体を診るというドラマは続いていきます。どの施術もそうですが、勉強になった一日でした。

 

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2006年3月11日 (土)

病床での指圧・マッサージ

 指圧やマッサージの有用性は、病床での筋肉の刺激がリハビリになることにもあります。

 

理学療法のリハビリとは違って、看護や介護のときのマッサージは、ゆっくりと時間をかけて、癒しの時間を共有することに意味があると考えています。

 筋肉線維の走行の沿って、弱い刺激で手掌をあてていくようなタッチが適していると思います。

動かせない体全体に、優しく握手をしていくような時間は、病を抱えた方にとっても、それを見守る者にとっても、今ここにあるかけがえのない命を認識する時間になります。

ひとりぼっちで病と闘っているのではないと感じられる時間が、病人にとって、とても大きな救いになることを、何人もの末期の病床で指圧・マッサージをしてきた私は、痛切に感じています。

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2006年3月 8日 (水)

伝えたいこと

 早くも来年の3月までの、生活の木・ハーバルライフカレッジの講座の予定を提出しました。

 『症状を緩和する手技』を教えたいという考えは、始めたときから変わりません。

 誰にでもできることなのですが、ひとつひとつのタッチのポイントを知り、丁寧に触れることで起こる体の変化を感じていただきたいと思います。

 アロマや指圧の手技は、受ける側だけが気持ちよく、健康で美しくなるのではないのです。施術者も気持ちよく、健康で美しくなるはずのものです。

 ひとりの体にはひとつの物語があり、その全身に触れることで、素晴らしい映画を見終わったときのような感動を覚える、そんな体験ができることを伝えたいと思います。

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2006年3月 6日 (月)

腹痛と指圧

 指圧は、筋肉のこりをほぐすだけでなく、骨格の矯正と内臓機能の調整をして、心身の健康を増進する手技療法です。

 『なんとなくおなか痛い』というようなとき、指圧がとてもよく不調を改善する場合があります。

 重篤な内臓疾患が考えられる場合は、医療機関への受診を勧める必要があるので、鑑別をするための知識の吸収と、腹診の際の注意を怠ることはできません。

 全身指圧後は、下垂した内臓の位置が調整されて、胃腸の働きが改善します。

 また、胃経の下肢前側や、大腸経の上肢外側など、経絡を利用することで、胸腹部以外の場所から、内臓の調整をすることができます。

 そんな『おなかの痛み』で予約がある今日のような日は、指圧をわかってもらっているクライアントがいることを嬉しく思うと同時に、最高のパフォーマンスをしなければと、身が引き締まる思いです。

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2006年3月 5日 (日)

脳梗塞

 いつもより力のない声が、予約の電話から聞こえてきました。脳梗塞で3週間入院していたとのことです。

 幸い麻痺もほとんどなく、ふらつくことと肩こりが辛いとのことでしたが、全身の施術で、脳梗塞によくある手足の硬直はみられませんでした。

 どなたにも毎回、『一期一会』の施術だと思っています。人間はいつどうなるかわからない。だから毎朝『みんな死にませんように』とお祈りします。

 自分のかかわっていく方、また、出会うことのない方でも、命あるものすべて、『みんな死にませんように』と思います。

 次があると思いたい。またお会いできることを祈って、会えない時間の無事をお祈りします。

 私は、その思いから、指圧やアロマテラピーを始めたいと思っています。

 杖をついて迎えの車に乗り込み、座席に落ち着いた姿に、無事でよかったと頭を下げました。

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2006年3月 4日 (土)

肩こりの指圧テクニック

 座位で、肩こりの僧帽筋肩上部を指圧する場合、猫背の姿勢のままで圧すと痛みが強く、姿勢を正して圧すと、痛みが軽減されます。

 頭と上肢が肩より前にある状態は、肩のこりを悪化させ、筋肉に痛みを生じます。

 

 肩こりの施術では、頭と上肢の重さを肩から解放してあげることが大切です。そのため、伏臥位、横臥位(側臥位)、あるいは仰臥位での施術が多く行われます。

 肩こりの施術例をあげておきます。

① 患部を温める。

② 軽く全体的、表面的な軽擦・軽圧。

③ 痛みの中心の周囲(痛みやこりのひどくない部位)に深部圧。

④ 痛みの中心に軽圧で持続圧。

⑤ 痛みの中心に深部圧。

⑥ 軽く全体的、表面的な軽擦・軽圧。

⑦ 肩の上げ下げなどのストレッチ。

⑧ 軽くリズミカルな拳打などの叩打法(こうだほう)。

 

 ここであげておきたいのは、強い刺激をしないということです。軽圧を持続することで刺激は強くなるし、強い刺激ではなく、体の深部に届く圧をイメージすることが丁寧な施術につながります。

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2006年3月 3日 (金)

癒しのタッチ

 腹部の掌圧は、掌を皮膚の表面に密着させて、呼吸に合わせておなかが上下するままにまかせます。指圧の場合は衣服の上から行います。

 圧す意識よりも、掌の温かさを伝えたいという気持ちが大切です。そのためには、冷たい手で触ることは厳禁です。手が冷たい時は、お湯で温めたり、カイロを使って温めるなどするべきです。

 指圧の場合は、全身施術の最後が腹部なので、その頃には手がかなり熱くなっています。痛みやこりを取り除いてあげたいという気持ちが手に集中して、『気』といわれているものが伝わるのかもしれません。

 被術者の体と一体化して、腹式呼吸を補助する『手』となったとき、癒しのタッチが生まれます。

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