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2006年3月13日 (月)

言葉の不自由な方を診る

 昨日は脳梗塞後遺症で、発語が不自由な方のお宅に往療(出張治療)に行ってきました。

 初めての方には、いろいろとお尋ねしたいことがあるのですが、この場合は『推察』がとても重要になります。

 左膝の痛みが主訴とのことですが、歩けていることを見て、ひとまず安心しました。

 頬の赤味から高血圧を予想し、左半身の筋肉の硬さ、特に大腿部の筋肉をゆるめることを主眼において施術をしました。

 指圧・マッサージの施術方針は、体全体を触っていくことで絞れてくるものです。

 施術が終わって、頬の赤味が引いていることと、正座をしたことで、体全体の緊張をほぐすことができたと思いました。もちろん、正座は膝によくないので、やめるようにお話しました。指圧の効果で膝の痛みを忘れてしまったということであれば嬉しいのですが。

 後で病院の書類から、頬の赤味は糖尿病の影響もあることがわかりました。そういえば、頬の赤い糖尿病の方を、以前診たことを思い出しました。

 ここで注意したいのは、主訴が本当に膝の痛みであるのかということです。われわれ指圧やアロマセラピーを仕事としていても、痛む部位をピンポイントで指摘するのは難しいものです。探して、探して、やっと絞れてくることがあります。

 コミュニケーションと推察の繰り返しで、人間の体を診るというドラマは続いていきます。どの施術もそうですが、勉強になった一日でした。

 

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