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2006年3月27日 (月)

延命装置

 今日のニュースでは、延命を中止した医師の行為が、患者本人や家族の同意にもとづくものであったかという、尊厳死・安楽死の問題が取り上げられています。

 人工心肺装置で、臨終の時を先に延ばすことができるようになり、『死んでほしくない』という家族の感情や、患者の社会的な影響力などもあって、延命の中止という判断は、死を迎える患者ごとに、考えていかなければいけないのだと思います。

 おそらく、患者や家族とのコミュニケーションの不足から問題化したのでしょう。

 私の父のときも、母のときも、延命を中止する判断は早くつきました。本人が望まないだろうから、そしてその場に私は、私の兄妹はいたから。

 患者の苦しみを、家族みんなが見ておくこと、そして患者と家族がコミュニケーションをしっかりと持ち、医師や医療スタッフとも信頼関係を持つことができれば、難しい判断ではないはずです。

 終末医療として、指圧を選んでくださった患者さんたちは、もう神様に近づいていて、いつも私に感動を与えてくれました。

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