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2006年3月 4日 (土)

肩こりの指圧テクニック

 座位で、肩こりの僧帽筋肩上部を指圧する場合、猫背の姿勢のままで圧すと痛みが強く、姿勢を正して圧すと、痛みが軽減されます。

 頭と上肢が肩より前にある状態は、肩のこりを悪化させ、筋肉に痛みを生じます。

 

 肩こりの施術では、頭と上肢の重さを肩から解放してあげることが大切です。そのため、伏臥位、横臥位(側臥位)、あるいは仰臥位での施術が多く行われます。

 肩こりの施術例をあげておきます。

① 患部を温める。

② 軽く全体的、表面的な軽擦・軽圧。

③ 痛みの中心の周囲(痛みやこりのひどくない部位)に深部圧。

④ 痛みの中心に軽圧で持続圧。

⑤ 痛みの中心に深部圧。

⑥ 軽く全体的、表面的な軽擦・軽圧。

⑦ 肩の上げ下げなどのストレッチ。

⑧ 軽くリズミカルな拳打などの叩打法(こうだほう)。

 

 ここであげておきたいのは、強い刺激をしないということです。軽圧を持続することで刺激は強くなるし、強い刺激ではなく、体の深部に届く圧をイメージすることが丁寧な施術につながります。

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