« 年配の女性は骨粗鬆症を念頭に | トップページ | タッチングのアクセント »

2006年4月27日 (木)

男性の更年期

 60才前後の男性で、不眠やうつ症状を訴える方がいらっしゃいます。先日も、薬を使っても眠れないという初老の男性に、指圧をしました。

 腹証では臍の下が硬く、小腹急結という瘀血(おけつ=古血の滞り)の証を診ました。脈は緊張して強く、上半身にのぼせがあり、腰から下に軽く冷えがあります。

 急に血圧が150を超えるようになり、目が充血し、手や頭に熱感があります。体質が実証から虚証へ急激に変化し始めて、心身が混乱しているように思えます。

 眠れないということでしたが、施術中は眠ったり起きたりを繰り返していたようです。眠っていても、指先をしきりに動かして、神経症状の根深さが見られました。

 尿量が少ないということでしたので、最後にジュニパーとローズマリーで、足から膝までのマッサージをして施術を終えました。

 ある日沈んだままの心をコントロールできなくなって、『わらをもすがる』気持ちで指圧を受けにみえたのだと思います。

 『わら』ではいけないのです。この手で引き上げることができたでしょうか。以前の施術経験から、半年くらいで自分の体と折り合うことができるようになるのではないかと申し上げました。

 納得していただけたとは思っていません。必死で働いて地位もある方が、ある日突然、自分が自分でなくなってしまったのです。

 次に来ていただく日に備えて、勉強します。もっとこの手で引き上げられるように。効果があると納得していただける施術ができるように。

|

« 年配の女性は骨粗鬆症を念頭に | トップページ | タッチングのアクセント »

心と体」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 男性の更年期:

« 年配の女性は骨粗鬆症を念頭に | トップページ | タッチングのアクセント »