アンチエイジングという言葉
松尾芭蕉は、『不易流行(ふえきりゅうこう)』の精神で俳諧の道を究めようとしました。『永遠不変の境地に到達するために、変わっていく』というように解釈できます。
それに対して、『アンチエイジング』という言葉は、年齢を重ねるという避けがたい現実に抵抗しようとする、あがきにも似た呼び方で、なんとか言い換えができないものかと思っています。
今年のスーパーボールのハーフタイムショーはローリング・ストーンズだったので、楽しみに見ていたのですが、ミック・ジャガーのTシャツからひるがえった『振袖』の上腕にショックを受けました。
上腕を長袖で隠すだけで良かったのに。若作りは見ていて痛々しく、『若々しさ』こそ、評価に値します。
『髪が白くなってきたから、淡い色の服が着られて嬉しい』という前向きの言葉を聴いたことがあります。
年相応の美しさは、おのれを知る品性と、身だしなみの隙のなさから滲み出してくるもののように思います。
変わっていくことを楽しむ余裕こそが、意味するところの『アンチエイジング』ではないでしょうか。
| 固定リンク
「心と体」カテゴリの記事
- 秋の風、夏の陽射し。(2022.08.19)
- 23℃でも蒸し暑い朝。(2022.08.18)
- 40代女性、コロナ後体調不良の指圧、左腰外側の痛みもある。(2022.08.17)
- コロナの嗅覚異常リハビリに、レモン、ローズ、クローブ、ユーカリの精油の匂いを嗅ぐ。(2022.08.16)
- ほおずき。(2022.08.15)
コメント