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2006年9月 6日 (水)

関節を過伸展させてはいけない

 “関節を過伸展させてはいけない”というのは、セラピストの手指と肘の使い方の基本です。

 手首や肘を逆関節に伸ばすのは、格闘技でもわかるようにロックされて痛みを伴います。しなやかな体重移動によって刺激量を調節するためには、関節のわずかなたわみや余裕が必要になります。

 指圧でも、中手指節関節(指の付け根)を過伸展させると指の力で圧すことになり、緊張した圧を伝えることになります。そこで一点圧に体重を集中し指の力で圧さないためには、中手指節関節を意識して突き出す(屈曲させる)必要があります。ただし例外として、指紋部で広く体重の移動を受けとめるために、末節の指節関節は過伸展させることになります。

 特に腹部のマッサージでは、軽く触れて感じることが大切になります。腹部大動脈の拍動や胃の振水音、肝臓や子宮の腫れなど、柔らかいタッチで施術経験を積むことによって、自分の中に判断の基準が作り上げられていきます。

 “の”の字型の腹部掌圧は、セラピストでなくても誰もが健康管理として毎日してほしいと思います。お守りのようなルーティーンがひとつ増えると、安心感が増すだけでなく、実際に精神安定や消化機能改善の効果が得られると思います。また、病気の早期発見ということにも繋がります。

 おなかを触る時のタッチに関節の過伸展がないということが、タッチ・セラピーの奥深さに繋がっています。

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