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2006年9月27日 (水)

見逃していた肩の症状

 二度目、三度目の指圧となると、効果があったからこそ来てくださる方なので、安心して見逃してしまった症状がありました。

 左肩の後部の痛みとなると、肩関節の外旋筋である棘下筋と小円筋の硬結が疑われ、実際それを緩和する指圧をしてきたので、今回もそれを中心に全身指圧をしました。

 肩の前方挙上はでき、外旋にやや痛みを残したものの、かなりよく緩めることができたと思っていました。

 「少し肝臓が硬かったですね…」と言うと「昨日飲み過ぎて…」という順当な答えをいただきました。そこまでは良かったのですが、「ここに来るようになって、左手の握力が戻りました」と話が続きました。

 『ちっとも知らなかった!』問診でも出てこなかったことです。いつのまに治していたことやら。とにかく全身の施術をすればラッキーヒットもあるので、そういうこともあるなと引きつりながら思ったのですが、「左肩がまだ上がりにくくて」という言葉に、『そっちかい!』とやや青ざめることになります。

 肩関節の外転がしにくいのです。三角筋後部線維の下にあり肩甲骨関節上結節から始まる上腕二頭筋腱長頭に硬結があります。帰り際の椅子でする座位指圧だからこそ触れやすい部分でもあるのですが、伏臥、仰臥では全く気づきませんでした。前の施術でも。

 クライアントが痛みの部位を特定するのはとても難しいことです。外旋の検査は外転も含み、小円筋と上腕二頭筋腱長頭が近いこともあって、自分の主訴を私が理解しているものと思っていたことでしょう。

 症状が改善されていることもあって、細かいことは言わずに『そういうやり方でも良くなるんだな』と思わせてしまっていたのです。「もうちょっとやりましょう」と言うと「だいぶ楽になったので、また近いうちに来ます」とのことでした。

 後姿を見送りながら、『あのこりは今日とれたな』と、もう少し楽にできたはずの施術を悔やむこととなりました。

 

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