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2006年12月 3日 (日)

靴の脱ぎ方で体調の悪さを感じたこと

 左の靴は玄関を入って爪先が垂直に、右の靴は90°横を向いていました。目や鼻の周囲の皮膚が乾燥して落屑し、その男性はいつもより顔色が青茶色く見えました。

 霜が降りた朝だから、体も硬く、血液の循環も悪いようです。独特の雰囲気、臭い。病勢が体を圧倒し始めているように感じました。

 背中が円くなって、頚の付け根がこっています。いつもよりも弱い刺激をすることにします。『補の中でも一層の補の指圧』をイメージしました。

 一般的に軽擦は弱った体を補い、柔捏や圧迫はデトックス的な『瀉』の働きをします。

 しかし、指圧は体重移動だけで『補』から『瀉』までを自在に操る技術です。重ね母指圧の時の両四指の刺激は『補』です。そしてこの重ね母指を『補』の働きに使えてこその指圧師です。

 靴の脱ぎ方から右下肢の血行不良は予想されます。全身の弱った状態を補うように無理なく筋肉を緩めていきます。下肢の指圧後、右股関節の動きは思ったほど悪くありません。

 左右の下肢の長さも揃っています。指圧後いつものように『軽くなった』と言ってくださいます。ただこの寒さが体にストレートに影響しているのは、靴の脱ぎ方からでもわかります。そして持病もその影響を受けています。

 高齢者の方への施術は、いつも絶対ということはないと思っています。複雑な要素が絡み合って、結果オーライという気持ちでは済まされないことがあります。今日、明日、この冬何とか一緒に乗り切りましょう、そんな思いです。

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