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2007年4月12日 (木)

右肩が下がっている人

 右肩が下がっている人に施術をする機会が多いのですが、だいたいは頚の右側屈(右耳が右肩に近づく)、左回旋(顔を左に向ける)が伴います。これは右利きの手の使い方と関係しています。

 右手の仕事を目で追うためには、頚の右側屈、左回旋が自然です。机に右肘をついて右手でペンやマウスを使えば右肩は下がります。

 このときに頚の付け根と右肩が交差する右斜角筋隙が短縮し、腕神経叢の出口も狭くなります。右肩上部僧帽筋、右後頚部で後頭骨の際の“天柱”、左前頚部鎖骨上の胸鎖乳突筋、ペンを握れば“合谷”“手三里”“曲池”などの手から前腕橈側の伸筋が緊張します。

 脊柱も右に側彎し、右腰下部に負担がかかります。右に体重がかかると左半身のほうがむくみやすくなります。極端に言えば右利きの人がデスクワークをする時に左半身の筋肉は不動性萎縮の状態にあります。

 体の硬く緊張した部位は交感神経が過敏になっていて強く触れると痛いので、柔らかい刺激で施術をすることになります。

 あまり使わずにむくんだ筋肉は副交感神経が過敏であると考えてもいいと思います。何故ならば多少強い刺激であっても、むくんだ筋肉は触圧刺激を気持ちいいと感じるからです。

 肩こりがひどく、頚が右側屈、左回旋しているとすると、姿勢や周囲の筋肉の緊張によって、右の椎骨動脈と左の頚動脈の血行が悪くなっていると考えられます。

 頭痛と眼精疲労、特に右後頭部痛と左目の血行不良を念頭に置いて施術したほうが良さそうです(視力の良い利き目が右であれば右目のほうが疲れます)。

 この考察は、昨夜予約をいただいた方のシュミレーションでもあります。そろそろ頭痛が始まりそうなので指圧をしておかなければという思いが、少し疲れた電話の声から感じられました。

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受信: 2007年4月12日 (木) 13時12分

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