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2007年4月 3日 (火)

膝痛治療の選択

 左膝の痛みで指圧を続けてきた60代の女性が激痛で歩けなくなり、整形外科で検査をしたところ、関節軟骨がほとんど磨り減っていたそうです。

 体質的に痛み止めの注射(ステロイドだと思います)はできないと言われたそうで、ヒアルロン酸の注射の1回目をしてきたそうです。あと4回注射をすることになっています。

 足を引きずりながらやってきた女性は、注射がとても痛かったと言います。できれば注射はしたくないということでしょう。

 膝関節の軟骨が磨り減っているだろうことは、ずっとそう思っていました。『指圧をすると歩けるようになる』ということが、本当に良かったのかという思いはあります。

 そして全身指圧をします。左鼡径部から足先までむくんでいて、大腿四頭筋、大腿二頭筋、前脛骨筋が緊張しています。こりをほぐし、むくみを還し、いつもよりも慎重に下肢の牽引や関節運動をしていきます。

 丁寧に触ることが痛みを感じさせないのでしょうか?正座ができないはずなのに膝関節を最大屈曲しても痛みはありません。施術後、足を引きずる事もなく歩けるし、膝の屈伸でも痛みはありません。

 下肢の筋肉を鍛えたり、過緊張をゆるめたりすることで、膝の曲げ伸ばしが楽になるというのは保存的治療の基本ですが、整形外科の保険診療ではここまでの手技をすることはできないと思います。

 『ここへ来れば何とかしてもらえる』というプラシーボ効果も擦り込まれていると思います。「今度整形外科に行ったら、注射ではちょっとも痛みが取れなかったけど指圧で良くなったと言ってくる」と言うので、「それはやめてくれ」と言いました。

 あと4回のヒアルロン酸注射は受けてみてもらいたいし、場合によっては人工関節の手術ということもあるかもしれません。病院へ受診する治療の機会を奪ってはいけないのです。整形外科の先生と良い関係を築いてほしいと思います。

 確かに指圧をすれば膝の痛みがとれて歩きやすくなるケースはたくさんあります。指圧に限らずポイントが的確ならばどんな手技でも膝痛が緩和することは多いだろうと思います。

 ただし病院の治療を開始したのであれば、そのサポート役の立場を超えるべきではないと思います。余程の事でもない限り…。余程の事態に進展して、また指圧ぐらいしか選択肢がないということが起きてくるのもしばしばなのですが…。

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