肩こりは“肩叩き”では治らない
肩を叩く時に、“肩の筋肉に拳(手指)があたると同時に上に引き離し、軽い刺激ができる”プロのテクニックがあれば別ですが、筋肉を押し潰すように同じ部位ばかり叩けば、筋肉の炎症を増すだけで肩こりが治ることはありません。
もし治ったように感じたなら、それは叩いているときは触圧刺激の連続が痛覚の伝達を止めていたからに過ぎません。
特に電気式のハンディマッサージ機は、筋肉に密着させて使用するため、筋肉への刺激が強くなり、適量刺激を超えてしまいがちです。
肩こりを揉み返しなく緩和するためには、痛みのある筋肉の端から端までを伸ばすように軽擦する、あるいは軽圧する、軽く叩く、ストレッチをするということです。
筋肉の端と端を把握することができていない方のほうが多いと思いますが、例えば後頭骨の下端から肩関節までをストレッチするように刺激していくのが肩こりを緩和する効果的な方法です。
先日、『歯医者さんが全身を診る主義なのでマッサージをしてくれるけど、とても痛いんだ』と言っていた方がいました。とてもいい先生だと思いますが、タッチの刺激は自分がやりたいような強さで相手を刺激すればいいというわけにはいきません。
これは理容院や美容院のマッサージでも同じです。手技療法をマネても自分の一つのやり方しか与えられないのであれば、それはサービスにはならないのです。
筋肉の端と端をストレッチするように、軽い刺激で正しい方向に伸ばしていくのが、肩こりを治す“肩叩き”です。当然やりすぎてはいけません。
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