ある血管拡張剤を使用することによって、ヒトES細胞の大量培養が可能になったそうです。再生医療という選択肢が、これから一般化していくことだろうと思います。
血管を拡張することが新しい細胞を生み出す必要条件だとしたら、指圧やマッサージの役割があらためて見直されることになるかもしれません。
昨日は日曜日で一応はお休みなので、温泉とその中のサウナで、かなり汗をかいてきました。
お休みモードで帰ってきて、留守番電話を解除しないうちに電話が2回ありました。
できればこのゆったり感の中で一日を終えたいと思っていたので、緊急ならメッセージがあるだろうと用事をしていて電話に出なかったのですが、留守電の点滅はありませんでした。
留守電を解除した時、また電話がありました。休みを承知で電話をかけている必死な思いを感じました。
電話をとると、川崎から実家に戻った娘さんの肩こりがひどく、呼吸が苦しいというので診てもらえないかという、お得意様からの電話です。
電話越しに頭を下げられ、「これから用意をしますので、30分時間をください」と言って電話を切りました。
自分の体を絞ってきているので、すぐに指圧ができる状態ではありません。着替えて、アロマやCDを用意して、水分を補給して、ストレッチをする間もなく、娘さんを連れてお得意様がいらっしゃいます。こういう時、30分の時間はいただけないものです。
パソコンの仕事をしているそうで、肩甲骨と背骨とその間の筋肉が一枚の骨のようになっています。肩関節が内転・内旋し猫背なので、胸を締め付けてこれでは呼吸も苦しいだろうと思いました。
全身指圧をし、ラベンダーのアロマミストでよく眠りました。なかなかここに来ることはできないので、いくつかのストレッチを教えて施術を終えました。これなら何とか川崎まで帰れそうです。
玄関まで見送り、施術が終わった部屋に戻って驚きました。物凄く、蒸し暑い!隣の診察室の窓を開けていたうえ、部屋を閉め切ってはいなかったのに、風通しが少しはあったはずの施術室の温度と湿度は、まるでビニールハウスの中に入ったようです。
『こっ、これは私の放熱か!』おまえただものじゃないなと、ひとりツッコミを入れながら、水分を入れ換えきった、サラサラの汗をぬぐったのでした。
この指圧は効いたと思います。そして血管拡張しきった私は、大量に細胞が新生するのかもしれませんが、偏頭痛に襲われて日曜日を終えたのでした。
できれば温泉・サウナで汗を出し切った後に、指圧やマッサージはしないほうがいいと思います。そうしたいのはやまやまなのですが、よくこんな日があります。
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