坐骨神経痛と梨状筋
梨状筋は、仙骨の内側から大腿骨大転子の後側に停止する股関節の外旋筋で、その下から坐骨神経が下肢へ伸びていきます。
伏臥位では、膝を曲げて反対側の下肢方向に足を倒すと梨状筋が収縮することになります。坐骨神経痛があって、この動きで痛みが強くなるようであれば、梨状筋をゆるめることによって坐骨神経痛が緩和される事が考えられます。
骨盤を中央から大腿の付け根に向かって指圧することと、膝屈曲で外側に足を倒すストレッチが梨状筋の緊張を緩和します。
腰への指圧で痛みが強い場合は、骨盤や大腿後側への施術で直接坐骨神経を刺激することのほうが安全で有効であると思います。
梨状筋の下部、梨状筋下孔から坐骨神経は出てくるのが一般的ですが、中には梨状筋を貫いていたり、梨状筋の上部から坐骨神経が出る場合もあるそうです。
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