« 脊柱の両側をゆるめる | トップページ | 胃炎の肩こり »

2007年6月18日 (月)

大ベテランの鍼の先生のお話

 昨日大ベテランの女性の鍼の先生とお話しをする機会がありました。

 ピアニストのばね指の治療をしている話になった時、先生は「私は結婚をして妊娠を望む女性にはピアノをやめさせました」とおっしゃいました。

 『ピアノのペダルは腎経を刺激して子宮や卵巣によくない。湿気の多いこの国ではそもそもピアノが適さない。』要約するとこのような考えです。

 五行からみれば“湿”は“腎”を支配する相克関係にあります。『そういうケースはあるかもしれない』と思いました。しかし、全てにあてはまるとは思いません。

 視点が自分と違う、できれば極論を知ることができるとワクワクします。『やりたいことをできるようにする』施術ばかり考えていると、こういう発想にはならないので新鮮でした。

 ただし先生は「私がそう言った女性たちは子供を授かりましたが、それでよかったのかと思うことがある」とおっしゃいました。

 その時の判断と変わってくることがあるほうが自然です。その言葉を聞いて、その当時はそれが正しい判断だったのだろうと思いました。

|

« 脊柱の両側をゆるめる | トップページ | 胃炎の肩こり »

心と体」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 大ベテランの鍼の先生のお話:

« 脊柱の両側をゆるめる | トップページ | 胃炎の肩こり »