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2007年6月 4日 (月)

内臓筋肉反射としての背中のこり

 『朝から背中が痛くてご飯が食べられない』という30代の女性に指圧をしました。

 背中は腰から丸くなっていて、長い間のこりであることがわかります。骨盤の開き、内臓下垂もあります。

 体力を使う仕事で甘い物ばかりを食べていたと言います。体力を使う仕事は、その手順や様々な瞬間的な選択で脳を使っているものです。

 脳の唯一のエネルギーは糖です。『適度な甘味は胃・脾を栄養し、過度な甘味の摂取は胃・脾を傷める』というのが東洋医学的な考え方です。

 急性膵炎では、背中の症状がもう少し激烈かと思うので、胃炎を頭に入れて指圧をします。

 背中は肩甲下部の脊柱起立筋、第7胸椎から第5腰椎の範囲でこりかたまっています。第12胸椎傍線の胃兪のみがこるということはなかなかないことです。

 上半身の硬さ、下半身のむくみ、体全体はやや熱感があります。肩上部僧帽筋のこり、前腕のこりもあります。

 今回特に気になったのは、前腕外側、三焦経のこりです。三焦経は口から大腸まで、広く消化器官に対応します。

 手指の伸展を司る指伸筋がある部位でもあります。手指をよく使ったということだと思います。

 肩上部、背部のこりをゆるめ、骨盤の開きを調整し、前腕にはローズマリーを使ったアロマオイルマッサージもしました。

 前腕のこりは急性の筋肉痛です。仕事の後に流水で冷やすなどクールダウンが必要です。

 おなかに動きもあり、施術後には背中の痛みがとれたということです。上腹部と右脇腹に圧痛がありましたが、それも手掌圧を繰り返すうちに消失しました。

 体力を使う仕事では、マラソンランナーなみに合間のエネルギー補給も必要です。仕事の能率を維持するための糖分補給はしたほうがいいと思います。

 ただし、エネルギーの質は考える必要があります。炭水化物から摂る、果物から摂るということも考えないと、甘いお菓子やジュースばかりでは胃を荒らして背中の痛みという信号が点滅することもあります。

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