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2007年9月18日 (火)

「問いを見つけられたものが答えを見つけることができる」

 「問いを見つけられたものが答えを見つけることができる」、昨日の『異次元への招待』という番組の中での、リサ・ランドール博士の言葉です。

 彼女は『小さな磁石でもクリップを吸い上げられる』ことを例に、『他の様々な力と比べて重力の力が極端に弱い』ことを説明します。

 それは『重力がこの宇宙から漏れ出している』と考えれば説明できるとし、宇宙が何層にも重なって、その間を重力が行き来する『膜宇宙』の理論を導き出します。

 疑問を持つことで答えを求めて研究を重ね膜宇宙の理論に至った経緯がよくわかります。

 そして疑問を感じる、問題意識を持つというセンスを磨くには、基礎的な勉強が自分のものなっている必要があります。

 今まで自分が身につけてきた常識から考えると説明がつかない、わからない、と疑問を感じることが第一歩です。

 閃いてグッドアイデアだと思っても、しばらく寝かせておくうちに冷めていくアイデアは、やはりどこか十分ではないのでしょう。

 世界的な物理学者であっても葛藤があり、モチベーションが下がることもあり、失敗を重ねてきたことが伝わってきました。

 生活の木で講座をしていても、質問ができる人はある程度基本の勉強ができています。

 宇宙物理学は遠い学問だと思っていましたが、取り組む姿勢は同じなのだと思いました。

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