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2007年9月 6日 (木)

触れただけでこりがわかるようになるには

 「触れただけでこりがわかるのはどうしてですか?」、これはリフレクソロジストの方の質問です。

 彼女は筋肉を強擦したり柔捏すればこりがわかるようですが、皮膚に触れただけではわからないと言います。

 確かに筋肉の走行を縦に強擦していけば、抵抗のある硬さの部位が“こり”だとわかります。また、筋肉を端から横にねじっていっても、こぶのように隆起した硬結に当たればそれが“こり”だとわかります。

 では触れただけで“こり”がわかる人と、わからない人との違いはどこにあるのでしょうか?

 一言で言い切ってしまえば、それは“センサーの違い”です。

 触れただけでこりがわかるようになるためには、たくさんの人に触れて経験を積んで、触圧感覚を磨くことです。

 他人の体に触れるという行為は緊張を伴います。『自分の体に触れているようにクライアントの体に触ることができるようになる』ということも必要です。そのためには暇さえあれば自分の体に触れてみて、気持のいい刺激を探すことです。

 そして極小のタッチを持つ事が大切です。

 強く触れてしまうと、こっていない筋肉を緊張させてしまって、本当のこりがわかりにくくなります。

 ミュージシャンもそうですが、プロフェッショナルは強いタッチもできます。しかしほとんどの場面で、プロのミュージシャンが最大のタッチで演奏することはありません。それは気持の良い音にならないからです。

 強いタッチを持つ者の極小のタッチは、単なる弱いタッチではなく、余裕を持ったタッチになります。だから音楽では、観客の聴覚を惹きつけることができます。

 これを手技療法のタッチに置き換えると、強いタッチもできた上で極小のタッチを自分のものにできれば、余裕が生まれて、触圧感覚がより鮮明になるということです。

 

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