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2007年9月14日 (金)

良い圧刺激

 指圧に限定せず、良い圧刺激とはどういうものでしょうか?

 一言で言うならば「皮膚の表面に対して垂直の圧」ということになります。

 皮膚の表面は曲面でできています。当然その下の筋肉も曲面でできています。顔面であっても臀部であっても、筋肉の硬結に深く到達するためには、上からベッドに垂直になるような圧し方は間違いで、皮膚の曲面に柔軟に手指を密着させた垂直圧が必要になります。

 ここまで考えが及んでいるセラピストは多いと思います。

 しかし、これにはまだ先があって、垂直圧が正しく行われていれば、圧刺激は骨を越え、臓器を貫き、反体側の骨、筋肉、皮膚まで刺激します。

 しかも点圧は水滴が波紋を広げるように円錐形に刺激が広がり、良い圧刺激というものは、背中の一点圧が腹部を広範囲に圧すことになります。

 これは施術者の圧だけでなく、被術者の背中の皮膚が筋肉を圧し、筋肉が骨を圧し、その圧刺激が内臓から腹部の皮膚に伝わるということです。

 一点の圧刺激に対して、人間の体はスピーカーのように刺激を増幅していきます。

 良い施術者になるには、この感覚を受けたことがあるということが必要だと思います。

 不幸にもその経験がない場合は、周りにそれができる技術を持った人がいなかったか、自分の感覚がそれを理解するまでに到っていないかのどちらかです。

 『背中の一点圧が腹部の広い面を圧すことになる』垂直圧を自分のものにしていれば、漸増漸減圧ができ、いきなり痛い圧になってしまうなどという初歩的な間違いはあり得ません。

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