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2007年10月18日 (木)

五行の真ん中が曲者である

 五行説では木・火・土・金・水の代表的な五つの物質の特性に、自然や人間の体や感情などを当てはめて分類し、様々な現象を理解していこうとしています。

 しかし春夏秋冬の季節や東西南北の方角は、四つの要素で代表されるので、五行の真ん中の『土』に『長夏』や『中央』を当てています。

 これがなかなか曲者で、普通に四季を考えていれば『土』を秋としてしまい、ひとつ足りないぞということになりがちです。

 例えば筋・血脈・肌肉・皮毛・骨髄という五主でも、『土』に相当する肌肉は、筋と皮毛の間の微妙な部分(現在で言えば結合織でしょうか)を指しています。

 五能の生・長・化・収・蔵も、生まれて、成長して、収穫して、蔵に収めるというのはわかりますが、『土』に相当する『化』は、どこで化けたと見るか、その変化のタイミングというのは、それぞれにおいて違いがあります。

 臓腑では脾と胃、五臭では『香』になります。この『カンバシクサイ』という臭いもなかなかクセモノです。香水をつけ過ぎた人とエレベーターで乗り合わせた時の臭いのようなものですが、確かに胃癌の方にこのような臭いを感じたことがあります。

 少量であれば香りと言えるのに過剰であれば臭いと呼ばれてしまうような、そんな微妙なところを『土』の性質はおさえています。

 そのワンクッションがなければ自然というおそろしくフレキシブルな事象を網羅できないので生み出したような『土』の性質の事柄は、最も東洋医学的で、そしてここを理解することが、見た目だけではない、少し捻った深層まで理解することになるのではないかと思います。

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