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2007年12月 9日 (日)

手のしびれと腕神経叢

 先日先約があって指圧ができなかった60代の女性、右手がしびれるということです。

 てっきりもう病院にかかっていると思っていたのですが、『指圧で治るならそのほうが…』という口です。

 頚は右にやや側屈しています。右肩上部肩根点に硬結があって、押圧で圧し戻す抵抗があります。斜角筋隙の腕神経叢の出口を圧迫しています。

 腕神経叢は第5頚神経から第1胸神経の束なので、頚から肩甲間部の緊張を緩めることが手技療法のポイントです。

 ピンポイントで一つ一つの神経を意識する必要はありません。

 頚を真っ直ぐにすることと並行して、他の部位の異常を探ります。

 この女性は左腸骨を椎間板ヘルニアの手術の時に移植しています。左下肢後側が硬くなっています。

 また両足首の硬さもありました。

 仰臥位の指圧から眠っていたのですが、上肢の指圧に移る頃には頬が真っ赤に紅潮してきました。

 手のしびれの背景にはここのところの冷えも関係しているようです。手掌は温かく、上肢に目立った硬さはありませんでした。

 全身指圧を終えて座位で頚と肩のストレッチをします。右手のしびれはなくなっていました。

 全身の血液循環が改善されたことで右手のしびれが消失した施術例です。頚と肩甲間部はポイントですが、それだけではあの頬の赤味は出なかったと思います。

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