花粉症と指圧
今日で一月も終わりです。来週からは去年の3倍と予想される花粉に注意が必要です。
花粉症は、許容量を超えて体内に花粉を取り込んでしまうと、誰でも発症する可能性があるとされています。
マスクやメガネや帽子で花粉を直接体につけないようにすることは大切な予防法です。
顔に化粧をすると、付着した花粉を洗い流せるという利点があります。
そういった面では乾燥するこの季節、化粧に縁のない男性こそ、アフターシェービングにでもオイルなどで保湿する習慣をつけたいものです。
花粉症の治療は薬で鼻や目の症状を対症的に緩和するだけではなく、『腸内環境を整える抜本的な改善』に注目が移ってきています。
指圧では、極く一部かもしれませんが、かなり前から、花粉症に大腸経のツボ圧しがされてきました。
上肢橈側にある大腸経が小鼻の横に終わり、鼻づまりや涙目を緩和することは経験的に知られていました。
大腸経の“合谷”は『顔目に効く』という東洋医学の常識は、現代の花粉症にもあてはまります。
そしてこの上肢の指圧が、腸の蠕動運動を促し、便秘を改善し、腸内環境を整えることになります。
指圧に限らず、体の血行促進は毒素排出を促し、免疫力を高めます。
体温が一度下がると免疫力が半減すると言われているので、冷えを改善し全身の血液循環を澱みなくしておくことは、花粉症の症状を軽減し、まだかかっていない人には発症を抑えることになります。
乾燥と冷えの季節、花粉を体内に取り込まないことと、指圧で血行を促進すること、今年はどなたも是非やってほしいと思います。
もちろん腸内環境を整える食事(防腐剤や保存料を含む食品は腸内の善玉菌も殺菌するそうです)や十分な休養をとってストレスを溜めないことも、免疫力のアップには必要だと思います。
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