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2008年3月11日 (火)

お客様に育てられる

 この1ヶ月に3回車を修理に出し、やっと「バッテリーのプラスの接続が悪くなっていました」と言われ、今度また修理に出すことになります。

 『(歯を喰いしばって)始めっから、バッテリーじゃないかっていってるじゃん!』と言うのをこらえました。

 この若い整備士が悪い人間でないことは感じますし、そもそも自分では直せないという弱点があります。

 以前なら頭の中ではテーブルをひっくり返すぐらい血が昇ったかもしれませんが、今回比較的冷静だったのは、車の調子の悪さを直す彼と、人間の体を調整する自分の日常が重なっていたからです。

 長年親しんだ車は人格のようなものを持ち、いくら車のメカニズムには素人でも、何となくその訴えのある部分を感じます。

 それを確信を持って適切に伝えることができないのは、車を修理に出す私も、私に指圧を受けるお客様も同じです。

 指圧を始めた頃はお客様の訴えを、今ほどは把握できていなかったと思います。

 それでも専門家だと信じて、あるいは我慢しながら、私を先生にしてくれたお客様が何人もいます。

 全ての方に育てていただいたと言ったほうが正確でしょう。そして今も育てていただいています。

 クライアントとのせめぎ合いの中でセラピストは成長します。

 若い整備士の彼も、あらゆる可能性を排除してやっと不調の原因にたどりついたと考えれば、どこかの遠方のパーキングでエンジンがかからなくて慌てるよりは相当マシです。

 私もお客様に精神的にタフにしていただいたのかもしれません。今回は私が育てるお客になろうと思います。

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