疲れの溜まる頃
年度末の忙しさと花粉の飛散のピークで、免疫力の衰えを感じる体に指圧をすることが多くなりました。
頭痛と肩こりを訴えた60代の男性に指圧をしてみると、頭と肩に問題はなく、あまり使うことのない左上肢と腰の筋肉の緊張が気になります。
花粉症が一般に認知される以前からの花粉症だそうで、目のかゆみや鼻水などの症状が長く続けば、血行障害から頭痛と肩こりが起きてくることもあるでしょう。指圧を始めて間もなく、鼻をすする音が聞こえなくなり爆睡してしまいました。
体の疲労もそうですが、精神的な疲労が溜まっているように感じます。
会社のトップの方なので、年度末のデスクワークが続いてリラックスできない、運動不足であるなど、心身の負荷を頭や肩に感じているようです。
しかし、こりの確認ができなければ頭と肩への刺激は気持ちの良い刺激であればよいのです。通常より長く施術する必要もありません。
質の良い眠りの邪魔にならないタッチで全身の筋肉を刺激するだけでも、運動不足を補うことができます。
年度末になると始まる(予算消費の?)道路工事の影響で10分ほど予定よりも遅れていらっしゃいましたが、郵便局でも待たされたそうで、ストレスの素はどこにでもあります。
施術後は鼻水もとまり、全身もほぐれて、まだ少し眠たそうに帰っていかれました。
冬の寒さを乗り切った今のほうが疲れの溜まる頃です。体の調子がおかしいなと思ったら、我慢せずに早めのメンテナンスをお勧めします。
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