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2008年3月12日 (水)

上肢内転のストレッチができない

 50代女性、『2週間ほど前から左側頭部に頭痛があってバファリンを飲んでしのいでいた。上肢伸展で胸に近づける肩関節内転のストレッチが痛くてできない』ということです。

 座位で側頚部に触ると、頚椎が中ほどでやや右に突出しています。しかし頚全体が側屈しているというほどではありません。

 左右ともに広背筋の緊張が顕著で、腰部から手掌で触っていくと、肋骨から上が急に詰まっています。

 肩をすくめるように両肩を挙上しようとすると、鎖骨周囲と肩甲骨周囲の筋肉が抵抗します。

 肩関節内転筋の過緊張が主な原因と診てよいと思います。

 横臥位で左大腿外側の腸脛靭帯(大腿筋膜張筋)を圧すと強い痛みがあります。

 左足に体重をかけて下肢を外側に踏ん張っていたことと、胆経で繋がる左側頭部痛は関連しています。

 伏臥位の指圧で、頚から肩上部、肩甲骨間部、広背筋までの背部のこりをほぐします。

 腰部から下は特に問題ありません。仰臥位になる頃には左大腿外側はかなりゆるんでいました。

 右腋窩から肩甲下筋を圧し込むと強い抵抗を感じ、鎖骨下の大胸筋も硬く緊張していました。

 やはり広背筋、肩甲下筋、大胸筋の内転筋のこりが、上肢内転のストレッチを困難にさせていました。

 施術後にわかったのですが、この女性は介護の仕事をしていて、どうやら息を詰めて腕力で仕事をこなしているようなのです。

 「抱き起こすような介助の時は、息を吐きながら行ってください」とは申し上げましたが、それができるくらいなら、ここまで疲労が蓄積した状態にはならないわけです。

 力仕事の疲れないやり方を体得できればいいのですが、重労働には介護ロボット、介助ロボットの力を借りてサービスの充実を図ることのほうが理想的ではあるなぁと思います。

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