« 一筆書きのタッチ | トップページ | 耳鳴り-めまいのないメニエール病?- »

2008年3月15日 (土)

左腰痛が最後に残る

 60代女性、入ってくる姿がお尻の突き出たへっぴり腰でした。

 『今朝から腰痛がある。低気圧のせいかもしれない。』ということです。

 右肩上部肩根点に強い圧痛があって、右三角筋にも緊張があります。

 ふくらはぎがむくんでいて、左第2、3腰椎際の脊柱起立筋に硬さがあります。

 骨盤と第5腰椎との際を圧すと左右ともに詰まりがあります。坐骨神経症状は認められませんが、ふくらはぎにむくみがあります。

 仰臥位では、右大腿四頭筋に緊張があり、右股関節の可動域が狭くなっています。

 冷えはなく、施術中よく眠りました。

 仙腸関節と股関節の矯正をして施術を終えましたが、起き上がる時に腰に痛みを感じたようです。

 座位で触れると肩の痛みはなくなりましたが、左腰上部の圧痛が残りました。

 立位の前屈、後屈で、ともに痛みがあります。

 左L2、3の神経根症状のようです。ヘルニアがあるかもしれません。

 右肩と、骨盤から右股関節を重く診て施術をしましたが、今になって左腰上部の腰痛が浮き上がってきました。

 もう少し指圧をしようとすると、「先生の指圧を受けると、しばらくすると良くなるから」となぐさめられたような、信頼されているような、申し訳ない気持ちです。

 施術の中で全身の筋肉を伸ばし、骨格を矯正するようにはしているので、あれ以上やりようがあったかといえば、もう少し左腰の痛みがある部位に軽い刺激をすることとストレッチくらいなのですが、今回は見込み違いがありました。

 最後に患部が浮き上がるようなやり方をしているという意味では、これは私の施術として間違いではないのですが、反省点もあります。

|

« 一筆書きのタッチ | トップページ | 耳鳴り-めまいのないメニエール病?- »

心と体」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 左腰痛が最後に残る:

« 一筆書きのタッチ | トップページ | 耳鳴り-めまいのないメニエール病?- »