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2008年3月18日 (火)

肝の経絡に刺激が走るのを見た。

 50代女性、主訴は下痢を伴う急性胃腸炎で、本来ならば指圧の適応時期ではないとお断りするところですが、疲れが溜まると毎度の事なので施術をすることにしています。

 ぎっくり腰になりそうな感じがあるということですが、確かに背部から腰にかけてコルセットをしているような絞扼感があり、頭部と腰から下はむくんでいます。

 乳酸臭の強い口臭があり、下痢をしている証拠です。

 横臥、伏臥と指圧をし、仰臥になったところで寒気を訴えます。

 急性・炎症性の病態では、指圧で血流が改善して体がゆるむと、熱が発散されて体温が下がり、急激な寒気に襲われることがあります。

 温かい日でもあり、マットの脇の温度計は23℃を示していましたが、エアコンとは別に足元の遠赤外線ヒーターを“強”にします。

 左足第1趾爪根部内側を圧したところ、下肢からおなかまで波のように浮き上がり、左季肋部まで刺激が走っていくのがわかりました。

 軽く圧しただけですが「痛ぁっ…ぃ!!」と声が上がります。

 右第1趾から肝臓に連なる感覚はたまにあるのですが、左の肝の経絡が引っ張られて繋がるのは初めて見ました。

 肝の母である腎との関係から、肝の病態として腰痛、水の停滞、下痢というキーワードが拾えます。

 後で聞いたところ、喘息の発作で“very storong”レベルのステロイドを一週間前まで5日間内服していたようです。

 右季肋下の肝臓には腫れがあり、薬が肝臓の負担になったのかもしれませんが、その後はお酒を飲んでいたということなので、それも肝臓の負担になったのでしょう。

 この施術が毒素排出の助けになることを祈っています。

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