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2008年3月16日 (日)

耳鳴り-めまいのないメニエール病?-

 30代女性、右耳に耳鳴りがしていて『めまいのないメニエール病』という診断のもと、病院で治療を受けています。

 まず顔色の白さが気になったので尋ねると、「ここに来る時に車に酔った」ということです。車に酔いやすいらしく、メニエール病との関連もありそうです。

 問診では耳鳴りの発生から少し遅れて、2年前に子宮筋腫の摘出手術を受けています。そして今、子宮内膜症があります。

 上半身に比べて下半身がふた周りくらい太いので尋ねたところ、2年前から急に太りだしたということです。ふくらはぎがむくんでいます。

 接骨で10分ほどのマッサージを毎日受けていた時は調子が良かったそうですが、そこが自由診療のマッサージをしなくなったため、此処を紹介されてやって来ました。

 接骨では頚と肩だけのマッサージだったようですが、私は耳鳴りの原因を子宮を含む骨盤以下の問題であると感じました。

 確かに頚は右に回旋し、右肩下がりで背中も丸くなっているため、右頚動脈を詰めやすい姿勢ではあります。

 メニエール病を、 『内耳、蝸牛管の内リンパ水腫』とすれば、顔色の白さからも頚部から上に血液の循環不全があり、水の停滞があると診ることができます。

 しかし、それ以上に、子宮の状態から女性ホルモンのバランスに考えが及べば、骨盤以下の血・水の停滞との関連に注目せざるを得ません。

 耳鳴りの始まった時期と子宮筋腫の見つかった時期の一致からも、下半身の血液循環を改善することが耳鳴りを解消するためには不可欠ではないかと感じました。

 施術中は涎を垂らして寝ていたそうですが、おとなしい寝息のため寝ているかどうか判断がつきませんでした。

 ビリーズ・ブート・キャンプをやっていたそうで、下半身は意外に筋肉もあり『これは間違った鍛え方を選んでしまったな…』と思いました。

 おそらく、しつこいセルライトを抱えてしまったのではないかと思います。この湿証の体質は、もう少しゆるい有酸素運動から始めたほうが体を絞ることができたと思います。

 前腕外側一点目、三焦経の指圧でおなかが大きな音を鳴らして動きました。左右ともに同じ一点目でおなかの反応がありました。

 三焦経は薬指尺側爪根部から前腕外側を上行し、耳の周囲を取り巻き、眉毛外端に終わります。指圧ではメニエール病を含む耳の病気で重視される経絡の一つです。

 また投薬に利尿剤が使われるように、膀胱経、腎経の施術でむくみをとることも重視しました。

 施術後、背中の丸みや頚の右回旋、右肩下がりなどは矯正できました。耳鳴りも随分楽になったようです。これから2、3日たって、もっと良くなっていることを祈っています。

 

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