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2008年4月 1日 (火)

右腰痛と狭心症

 「右腰が痛い」と70代の女性が指圧にいらっしゃいました。「高血圧の薬と睡眠薬を毎日飲んでいる」ということです。後でわかるのですが、降圧薬は狭心症を目標に処方されているようです。

 「坂道を上ると息がきれる」、「真っ直ぐ歩けていないような気がする」、「胸が締めつけられることがある」、「時々頭がボーっと靄がかかったようになる」などの症状があります。

 立位で腰を動かすと、後屈だけ痛みがあります。また、手先、足先が冷えていて、手足の冷えで夜眠れないこともあるようです。

 下部腰椎の前方すべりによる脊柱管狭窄が疑われますが、狭心症の症状も全身に影響しています。

 横臥、伏臥と指圧をして、右腰部の筋肉に痛みはありません。

 指圧中「心臓は手術のできないところが詰まっていると言われた」とお話になります。心臓の裏側の冠状動脈にでも血管の詰まりがあるのでしょうか?

 仰臥位、下肢、上肢と指圧をしていくと足先、手先が温かくなってきます。効果を実感したのでしょう、「指圧に通えば(心筋梗塞のような)発作は防げるじゃろか?」と広島弁でお聞きになります。

 言葉に詰まりました。血流を良くしておけば有利ですが、指圧で発作を回避できると断言することはできません。

 この体の感覚は前にも診ています。一日一日、命と向き合って生きていく段階に入っていると思いました。

 全身指圧を終え、膝を開いて胸に近づけるストレッチをすると「スジが痛い」とのことです。

 この“スジ”の解釈が“筋”なのか“靭帯のようなところ”か微妙なニュアンスが把握できません。

 脊柱管狭窄症のようではありますが、『狭心症の関連痛が右腰背部に起きているのではないか』、これも後で浮かんできた疑わしい感覚です。

 「調子が悪くなる前に来てください」と申し上げると、「ちょっとおかしいなと思ったらまた来るわ」仰いました。

 手足が温かくなっただけでも体は楽だと思います。心臓のポンプの力が弱まり、無理ができないので体全体の筋力も弱まり、筋肉のポンプの力も衰えています。

 しかし指圧で心臓の働きを補うことはできます。

 

 

 

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