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2008年5月30日 (金)

ファミリー病?それはファブリー病のことでした。

 「昨日病院で血圧が180-110だった。今日は頚を右に向けられない。血管が破裂するのではないか」、言葉の呂律もままならない電話がかかってきました。

 予約のない時間だったので、すぐにやって来たのは60代後半の女性です。

 心臓肥大、不整脈、高血圧、狭心症の診断があり、服薬中で、昨日は甲状腺と腎機能の検査もしたようです。

 両手首の脈をとると、左右差はほとんどないのですが、7拍に1回、3拍に1回、2拍に1回というように不規則な遅滞があります。

 左右肩根点から肩甲間部のこりと右肩甲下部のこり、そして下肢、特に足首から足の甲のむくみと手の甲から手指のむくみが顕著です。

 心臓性の浮腫と、検査で明らかになれば腎臓性の浮腫もあるのかもしれません。

 何しろ、自分のCT検査の前に緊急で検査に入った人がそこで亡くなったのを知って、心臓がバクバクしてCT検査ができなくなったという女性です。

 まず落ち着かせること、ラベンダーとグレープフルーツをミストで蒸散しながら、ゆったりとしたタッチで頚から背中のこりをゆるめていきます。

 前頚部の頚動脈洞の指圧と、アシュネル反射で血圧と脈拍を下げる眼球掌圧は施術の要点になります。ただし緑内障があるので、強い刺激にならないようにします。

 足首や手の甲はむくんでいるので「気持ちがいい」と仰います。

 指圧中、「ファミリー病の検査もしたが、陰性だった」ということなので、遺伝的なことを調べたのかと思って聞いていました。

 これは後で調べてわかったのですが、『心ファブリー病』という病気があって(遺伝性ではあるのですが)、症状から疑われたということのようです。

 全身指圧を終え、ストレッチをして、血圧を測ってみました。

 163-93、脈拍53でした。

 血圧はもっと下がっているかと思いましたが、脈拍がこれ以上下がると問題なので、アロマ指圧の効果はあったと言えるでしょう。

 座位で頚から背中を指圧し、頚を右に回旋してもらうと痛みもなくできるようになりました。

 頭のむくみもなかったので、血管が破裂する心配はないと思います。そしてそう思っていただけたでしょう。

 「電話で先生の声を聞いて安心した」と言っていただきましたが、呂律の回らない電話の声を聞いた時には、『脳梗塞かもしれない…』と思いました。

 そしてファミリー病でも、ファブリー病でもなくてよかったです。

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