足のむくみチェックにティッシュ箱飛ばしなんていらない。
テレビの健康バラエティ番組で紹介された『足のむくみチェックのティッシュ箱飛ばし』をやって、手首を骨折した方がいたというニュースがありました。
番組のホームページには事故が起きたことと、注意が必要という記載がされていましたが、反省がぬるいように感じました。
この『ティッシュ箱飛ばし』は、“両足でティッシュ箱を挟んで前に3m以上飛べば大腰筋が衰えていないので足はむくみにくい”ということだそうですが、一般にはわかりにくいことです。
確かに大腰筋や骨盤周囲の深部の筋肉まで鍛えていれば足はむくみにくいのですが、逆に考えれば、足がむくみやすい人がティッシュ箱飛ばしをすると、筋肉をバランス良く使うということができていないため、着地の時に転倒したり、手をついて骨折をするという事故につながります。
体の丈夫な人が健康な人のために考えた方法は、高齢者や体の弱い人には無理があり、テレビで放送するとこのような事故を招きがちです。
筋肉を使っていないからむくむ、重力によってむくむ、塩分の摂り過ぎでむくむ、心臓や腎臓の働きが衰えてむくむ、ふくらはぎがプヨプヨしていれば“むくんでいる!”と思っていいのです。
何か思い当たることがあれば原因を取り除き、後は爪先立ちなり、スクワットなり、水泳のバタ足なり、指圧・マッサージを受けアロマテラピーを活用するなり、できる人はすればいいのです。
足のむくみのチェックに、ティッシュ箱飛ばしなんて必要ありません。
ティッシュ箱飛ばしは、体力のある人ができる大腰筋チェックです。
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