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2008年5月 7日 (水)

紙で指が切れることから広く密着するタッチを考える

 紙で指を切ることがあります。薄い紙でもその薄いところに力は集まります。紙を包丁のように水平に引くと皮膚を切ることがあるのは、その薄さに力が集まることが原因です。

 針やキリや槍などの鋭利な先端に力が集中することも、これと同じ原理です。

 薄さは水平方向に、鋭利な物は垂直方向に大きな力を集めることになります。

 これはそのまま軽擦の水平方向の刺激と、指圧の垂直方向の刺激に当てはまります。

 手掌を広く皮膚に密着させる、母指の指紋部を広く皮膚に密着させる、これができないと痛みを感じさせたり、傷つけることがあるということは、“紙と鋭利な物”の例からわかると思います。

 昨日テレビでは“お笑いの罰ゲーム”として『痛い足裏マッサージ』をされた芸人さんが、のけぞって痛がっていました。

 『またか』と食傷気味ですが、もはや『痛い足裏マッサージ』は、お笑いとして世間に認知されるようになったと言えます。

 指の先端や関節部分を使い、『皮膚に当たる指の面積が狭い押圧』は、指圧ではやってはいけない事として教えられます。その理由はもちろん、筋肉や組織を傷つけるからです。

 しかも椅子に座って指の力で押す施術者を見て、『お笑いだと割り切れているのだろうか? これからもそれでいくつもりなのか? どんな気持ちでテレビに出てきたのだろう?』と、複雑な気持ちになりました。

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