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2008年5月20日 (火)

“羽根付き餃子”のような肩

 土曜日は予約がいっぱいで、お断りしてしまった女性が、月曜日に指圧にいらっしゃいました。

 座位の触診後、両肩を摑んで持ち上げようとすると、肩がパリッパリッと音を立てました。

 羽根付き餃子をフライパンから剥がすような感触です。

 新しく浅い表面的な癒着が肩関節にありました。

 土曜日に昼の休憩時間を削って指圧をしておけばよかったようなものですが、先に予約をしていただいた方々の施術の質を落とすことは許されないので、結果として症状が重くなってしまったかもしれません。

 8時間以上施術を続けても、タッチ自体はあまり違わないかもしれません。しかし、体の物語を読むという集中力は著しく衰えるので、申し訳ありませんが昼休みを十分にとらせていただき、一日の施術も6人までにさせていただいています。

 羽付き餃子のような肩は、こちらの予想以上に痛みがあったようです。始めのうちは触れただけで痛みがありました。

 痛い刺激にならないように、考えて考えて触ってこのレベルです。自分の体では痛みを出さないように触れることが簡単にできるのに、他人の体の痛みは、時々自分の痛覚の予想を超えます。

 これがクリアできればと、いつも思う所です。単にマニアルで触れているうちは到底思いもよばない領域ですが、その微妙な感覚の追求が施術の完成度と一致すると思い、毎回の施術が反省材料になります。

 全身指圧が終わり、もう一度座位で両肩を挙上します。

 回旋腱板や僧帽筋、広背筋、菱形筋などの浅層筋、そして腕を使う姿勢で働く内転筋群がゆるんで、羽根付き餃子のようなだった肩の動きは正常に回復しました。

 パリッという肩を持ち上げた時の音のインパクトと、自分の最高に丁寧に触れた指圧でまだ痛みがあったというショックは、咀嚼され、記憶され、施術はさらに複雑な試行を続けることになります。

 

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