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2008年5月18日 (日)

過緊張にミルラ+柑橘系ミックス

 『頚が痛い(胸鎖乳突筋上部が硬くなってしまう)…』という女性。

 左右の脈を診ると、浮いた速い緊張した拍動が伝わって、左の尺中(膀胱・腎)の脈が弱く、肩関節の硬さと背部の筋肉のこりが目立ちます。

 会話のテンポもそうですが、“慌てた感じ、強い緊張”があります。

 自分がはっきりしなくなっているような、“依存”の傾向も気になりました。

 病院で病気の治療もしているようですが、ここではそれとはむしろ逆の方向に持っていきたいと思いました。もしかしたら薬が効き過ぎているのかもしれません。

 いつもは精油を黙って用意したり、あらかじめ病状に合わせて焚いているのですが、今回はあえて儀式的に、精油をアロマミストデフューザーに入れる所から説明しました。

 このケースではまずミルラを使ってみました。

 精神的な強壮作用と、肺の中から異物を取り去ってスッキリできるのではないかということに期待しました。

 それだけでははっきりとした心地よい香りとは言えないので、ライムを入れて指圧を始めました。

 左横臥位、左前頚部の指圧から始めましたが、頚動脈の拍動は速く強く、緊張を感じます。

 伏臥位に移るときに、ミストにマンダリンを足しました。ライムのシャープな香りだけでなくマンダリンの安心感のある柑橘系の香りが必要な気がしました。

 背部のこりと下半身のむくみの解消を考えながら指圧し、仰臥位に移った時に、ミストにグレープフルーツを足しました。

 幸福感を体に感じとることが治療になると、指先が収集した情報から反射的にグレープフルーツを足したくなったようです。

 頭部・顔面の指圧では、顎関節周囲の筋肉に緊張があり、これは胸鎖乳突筋上部が硬くなることと同じ原因だと思いました。

 緊張で無意識に奥歯を噛み締めてしまうようなことはありそうです。もしかしたら寝ている間に歯ぎしりをしているのかもしれません。

 仰臥位の姿勢では、頚は左から右にやや回旋しています。しかし伏臥位で頚の左右回旋姿勢に問題がなかったことからも、頚椎には異常がないようです。

 腹部には“臍動”があり、神経性の疾患の存在を伝えます。ゆっくりとした掌圧を繰り返すうちに“臍動”は減弱していきました。

 仰臥位のストレッチをし、座位で前頚部に触れたところ、違和感はなくなったようです。脈もおだたかになっています。

 初めての指圧が終わって、何もわからなかったかもしれません。

 それでもいいのです。脈は落ち着き、定まらなかった目の動き、鼻の横の汗も止まりました。

 顎関節周囲の筋肉、胸鎖乳突筋、肩関節、背筋、全てゆるんでいます。正常です。

 あとは、ここに何かあると感じていただけたら、また予約をしていただければいいのです。

 何時来ていただいても、今日と同じくらいにゆるめることはできます。

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