上腕内転筋を緊張させると腋窩が深くなる
手を使うために上腕を内転させると腋窩が深くなります。
腋窩内側壁を形成する内転筋群の一つ鎖骨下筋は、鎖骨を下内方に引くように働き、肩は腰より前に突出します。
気がつくことなく手仕事をしていますが、肩関節内転内旋で手を使う時、腋窩内側壁が緊張し、腋窩が深くなっています。
上肢へ血液を送る腋窩動脈や腕神経叢は腋窩外側壁を血管神経束として通過しますが、同じ姿勢で手仕事を続けていれば血流は阻害されます。
猫背が何故いけないか、姿勢を良くしなさいと言われてきたのは何故か、考えてみれば手仕事のパフォーマンスの完成度が下がるのが目に見えているからです。
腋窩が深いということは内転筋はすでに緊張しています。
腋窩内側壁に四指を入れて、腋窩が深くなっていることがあるということに気づくのも、自分の体の発見になると思います。
| 固定リンク
「心と体」カテゴリの記事
- 秋の風、夏の陽射し。(2022.08.19)
- 23℃でも蒸し暑い朝。(2022.08.18)
- 40代女性、コロナ後体調不良の指圧、左腰外側の痛みもある。(2022.08.17)
- コロナの嗅覚異常リハビリに、レモン、ローズ、クローブ、ユーカリの精油の匂いを嗅ぐ。(2022.08.16)
- ほおずき。(2022.08.15)
コメント