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2008年7月10日 (木)

喉の痛みが内踝の『太谿』に出ること

 体の症状は意外な所に反応点が出るものです。

 内踝とアキレス腱の間の陥凹部にある腎経の『太谿』は、鍼では扁桃炎の治療穴として有名です。

 これは肺経と腎経の相生関係によって説明ができます。

 呼吸器系の疾患で血液の循環を司る肺の働きが衰えると、水の代謝の役目をする腎の働きも衰えます。共に協調して相乗効果を上げる臓器の関係は、一方の働きが衰えると、もう一方にも影響します。

 『太谿』は運動神経では脛骨神経支配ですから、坐骨神経の延長として第4腰神経~第3仙骨神経の影響を受けていると言えます。

 ツボ指圧による刺激は、腰から脊髄を介し上行して脳に伝えられます。

 疼痛部位では炎症反応としてむくみが起こりますが、体循環を介して痛みが内踝に現れるというのが、経験的に喉の治療穴とされてきた『太谿』です。

 ふくらはぎがむくみやすいということは誰でもよくわかることですし、しかも陥凹部にある『太谿』ですから、神経や血管に触れることができる有効な治療穴なのですが、タッチセラピストは足底や足趾の反射区のほうに目を向けがちです。

 喉の痛みの治療穴としては、実際に痛みのある鎖骨中央上際の『天突』などには気づきやすいのですが、末端の施術に終始してもう少し反応の出ている『太谿』のような途中の有効な治療穴を見落としてしまうのでは残念です。

 常にオーダーメイドの施術をし、ライブ感の中で反応点を見つけていくと、東洋医学の経験則が今にも当てはまることがわかってきます。

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