« お中元の頃に疲れる人がいる | トップページ | 偏頭痛に血管収縮作用のあるサイプレス »

2008年7月 2日 (水)

心理的側面>物理的刺激量

 症状が治るためには時間が必要です。しかしただ安静にしているよりは、的確な治療をすれば症状の改善を早めます。

 指圧・マッサージなどの手技療法は、物理的刺激によって血行を促進し、鎮痛作用や矯正作用によって関節の可動域を拡げ、体の柔軟性を回復させることによって症状を緩和していきます。

 『仮に、症状が治るための刺激量をAとし、15分の施術を続けた場合と60分の施術を続けた場合とでは、どちらが早く回復することが見込まれるでしょうか。』

 15分の施術を毎日し、60分の施術に間を3日空けて行えば、計算上は同じ日に治ったとしてもおかしくはありません。

 しかし、えてして15分の施術では何回やっても改善しない、あるいは悪くなるというケースが出てきます。

 一方60分の施術では、症状が治るための刺激量Aに到達しなくても治ってしまうということが起きます。

 それは15分の施術ではクライアントの呼吸を深く続けさせるところまで行かない間に終わってしまう、つまりセラピストとの同調、あるいは共感が得られない施術になりがちだという問題点があります。

 60分の施術でセラピストとクライアントの同調が生まれると、それは心理的側面に影響し、深いリラクセーションのある施術になります。

 深いリラクセーションの中で肩の力が抜けると、クライアントの体には様々な変化が始まります。

 それは施術後も続き、症状の回復は早まります。

 つまり短時間の施術では適量刺激を超えがちになり、クライアントは身構えてしまってリラックスすることはなかなか難しいのです。

 逆に考えれば、短時間の施術でも強圧するより、気持ちのいい刺激を探していったほうが、クライアントの肩の力が抜けて、深く浸透する刺激になるのです。

 そこまで割り切れないというセラピストが多いとは思います。しかし、短時間の施術でも、『クライアントがされたい刺激をする』ということを考えていかないと、マッサージチェアと変わらないことになってしまうとは思いませんか?

 

|

« お中元の頃に疲れる人がいる | トップページ | 偏頭痛に血管収縮作用のあるサイプレス »

心と体」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 心理的側面>物理的刺激量:

» サーマクールで美容治療 [サーマクールで美容治療]
あなたの肌は、快調ですか? この質問に自信を持って「Yes」と答えられる人はどのくらいいるのでしょうか。 世の女性に肌の悩みは尽きません。 [続きを読む]

受信: 2008年7月 3日 (木) 13時49分

« お中元の頃に疲れる人がいる | トップページ | 偏頭痛に血管収縮作用のあるサイプレス »