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2008年7月23日 (水)

右目で見るための体の緊張

 60代女性、最近隣町に引っ越してきて、お嫁さんの紹介で初めて指圧にいらっしゃいました。

 引っ越す前は、背中が丸くなってきたので定期的にマッサージ(ここの圧し方に驚いていたようなので、どうもまっとうなマッサージではなかったようですが…)を受けていたということです。

 バイクで来るということだったので、途中で道がわからなかったら電話してくださいとお話ししておいたのですが、時間より前に無事到着されました。

 確かに背中は丸くなっています。椅子に座った姿勢では、まず僧帽筋が高く盛り上がっているのが目につきます。

 顔を診ると右目に比べて左目が小さいことが気になり、それを申し上げると、「生まれつき左目の視力がない」のだそうです。

 『あちゃー、もう少し別の聞き方をすればよかったなぁ』と悔やまれます。

 脈を診ると左寸口の『心・小腸の脈』が微弱なので申し上げると、心肥大があり、降圧薬も服用中だということです。

 背中の丸い『円背』では骨粗鬆症である事が多いのですが、そのような診断はされていないということです。それでもこの場合強圧はできません。

 伏臥位で指圧を始めると、左の背中の山のほうが高くなっています。

 左第9胸椎と第2腰椎傍線の脊柱起立筋の指圧で、ポキッと音がして椎間関節が矯正されます。

 これは右目で見るために、そして右手を使うために、右半身がやや前に出ている、右足に体重をかけているということです。

 いつも使う右半身は背中が丸くなっていても少し柔軟性に優り、あまり動かさない左半身は不動性の拘縮が起こりやすいということだと思います。

 足の指圧で足趾底屈のストレッチをすると、右第2趾にポキッと音がしました。体重は右にかかっていて右足趾は縮んでいます。

 足の甲に四指、足底に母指の対立圧の圧し方がとても気持ちよかったということですが、以前はどんなふうに押されていたのかと心配になります。

 伏臥位の指圧の半分は寝ていたようなので、指圧の適応はあります。下半身は通常の疲れくらいなので、次回からもポイントは背中を伸ばす施術だろうと思います。

 それにしてもバイクに乗ることもでき、左眼球も外見上は右と違いがなかったので、左目の視力がないことはわかりませんでした。

 それがわかってヒヤッとしました。

 試合形式で問診から施術を始めてしまうので、データが出て来なければこちらから気づいたことはぶつけてみようとしてしまうのですが、生まれた時から体に起こっていた症状や形態についてためらいもなく口に出してしまうのは、とてもデリケートな部分をえぐってしまうことになるかもしれません。

 今回は話の流れの中で、嫌な思いをされているような印象はなかったのですが、発言には配慮が必要だと反省しました。ズバズバ当てることは、それほど大切なことではありません。

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