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2009年3月27日 (金)

『診断即治療』の指圧だからわかったこと “すべてのタッチを変える”

 『診断即治療』という指圧の心得は、触れて感じたことを瞬間的に分析して適量刺激を提供していくことだと理解しています。

 この場合の『診断』は検査に置き換えることができ、『治療』はタッチそのものだけでなく、質と心を含んでいると考えています。

 この『診断即治療』が根本にあるため、指圧のタッチは1点毎に微妙に変わっていくのが当たり前であると思っています。

 神経が興奮していれば持続的圧迫が有効ですし、神経の伝達が鈍いようであれば、弱い刺激を機敏に繰り返して鼓舞することが『アルント・シュルツの法則』からも基本です。

 むくみがあるふくらはぎと、冷えがある足趾のタッチは当然変えなければいけませんし、同じ部位にタッチを繰り返すうちに、効果があれば、刺激量は変えていかなければ間違いになります。

 人間の体は、むくみや冷えや痛みやほてり、そして心の問題が複合的に絡み合っているものです。

 マニュアルで全体を触っていくだけでは、タッチセラピストの合格点からは遙かに及ばないのです。

 検査器としての手指、効果器としての手指、瞬時に使い分けて、そこに自分の心と考えを載せていくのがプロのタッチです。

 医師法やあん摩・マッサージ・指圧師法からはこの診断と治療という文言は使いにくいのですが、法律ができる以前からある指圧の根底を流れるスピリットの部分ですから、なかなか他に適切な言い換えもし難いと思っています。

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