深部感覚 位置感・運動感・抵抗感・重量感
皮膚感覚である“触圧覚・冷覚・温覚・痛覚・くすぐったさ・かゆさ”がタッチに重要であることは間違いありません。
これらの皮膚感覚は、受け手にとってもセラピストにとっても“ありのまま”がタッチの質と施術の質を決める要素になります。
一方、深部感覚である“抵抗感・重量感・運動感・位置感”は、セラピストのセンスによって受け手の感覚がはっきりと違ってきます。
受け手が施術中に感じる位置感は、“目を閉じていても今どこを圧しているかわかる”ということ、運動感は“セラピストのストレッチで感じる関節の動き”、重量感は“タッチの刺激量”です。
セラピストはこりの硬さの抵抗感から、刺激量を割り出します。
皮膚表面に触れてわかる手指着地の瞬間を過ぎて、深部感覚によって適量刺激を作り出す過程が、タッチセラピストにとって最も重要なテクニックです。
運動後の筋肉痛(局在性に乏しい(→周囲に関連痛がある)、持続性の鈍痛)は、深部感覚のひとつである深部痛覚が関与しています。
優秀なセラピストを目指すなら、位置感・運動感・抵抗感・重量感を磨くことで、同じ深部感覚である深部痛覚に対しての感性を鍛えることが大切であると私は考えています。
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