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2009年5月24日 (日)

寝違え 右頚部前斜角筋と肩甲挙筋のこり

 寝違えで痛める部位は頚の向きによって違いますが、今回指圧した40代の女性は右頚部の前斜角筋と肩甲挙筋が硬くこって痛みを発していました。

 猫背、腰の後弯という状態で枕無しで寝ていて寝違えたようです。

 寝違えのツボ『落枕(ラクチン:手の甲、示指と中指の間、中手指節関節上5分』があるように、枕から頭が落ちて顎が上がって頚をひねったような時、頚部を痛めます。

 猫背で枕をしないと、顎が上がってしまう場合があります。そうなると頚の向きを変えるにも、後頭部が布団に沈んで無理な力が加わってしまうことがあります。

 おそらく左に頚をひねった時に、右前斜角筋の鎖骨部と右肩甲骨内側上部の肩甲挙筋が強力に引っ張られて寝違えの症状が起きたのでしょう。

 硬結部位ははっきりしていますが、むしろその中心をはずして、頚から鎖骨、頚から肩甲骨というように2線~3線のラインを引いて軽圧でストレッチをするように指圧していきます。

 痛みのない指圧をするためには最後にこりの中心を緩めれば良いので、こりの両側に何線ものラインを引いて丁寧な指圧をします。

 衝撃的な頚の矯正法や頚を回すようなストレッチはこのケースでは有害です。必要ありません。

 前斜角筋だけでなく中斜角筋、後斜角筋、胸鎖乳突筋、また肩甲挙筋だけでなく僧坊筋も指圧し、同じように圧痛があればラインを何本かとります。

 周囲の筋肉に痛みがなければ、細かなラインの指圧は必要ありません。

 あん摩で言うところの2側線、3側線は母指の幅くらいは位置を移動しますが、痛みの強い症状を緩める場合には筋肉の起始から停止へミリ単位でずらすとあたりが変わって非常に効果的です。

 今回は頚のストレッチなしに全身指圧をしました。施術後、頚の右回旋は容易になり頚から肩にかけて筋肉はよく緩みました。

 全身指圧なので頚の痛みの緩和だけでなく、猫背と腰椎後弯の矯正も必ず行います。これができていないと根本的な解決にはなりません。

 姿勢の意識づけのため、腹圧をかけ骨盤を起こしておくことと猫背のストレッチのアドバイスをして今回の指圧を終えました。

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