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2009年5月12日 (火)

自分で良しと思うタッチがお客様の満足度の高いタッチではない。

 昨日の会話。

 「こんなに気持がいいのは他にはないわ。わたしばかりがやっていただいて、先生はいつもどうしているのか…」

 お客様の心地良いタッチを想像して、創造して、一所懸命にさせていただいているので、誉められることはよくあります。心配されたりもします。

 いつもお答えするのは、「自分にできるくらい気持ち良く、お客様にできるとは思っていないのです。神経がつながっていて加減がどうにでも調節できる自分にするくらいに、お客様の感覚と一致することができればいいのですが…」というようなことです。

 自分に気持ち良くできなければ論外、お客様に気持ち良い刺激などできるわけがありません。

 誉められるのが自分ではそれほどでもないと思う時だったりもします。タッチの仕事を続けていればよくそういうことがあると思います。

 利き腕でない左手のタッチや、それほどポイントとして重視せずにマニュアル程度の手順で流している時に、誉められることがあります。

 自分の形が決まって、体重移動がすんなりとできたからといって、快刺激になるわけではないのです。

 どれだけお客様の感覚とつながろうとしたかということが重要であって、それよりも偶然や力が抜けていることによって快刺激が生まれることがあります。

 細かく刺激を変える、角度、持続、リズム…。4拍子や3拍子ではなく、2拍の後に2拍3連がきたり、付点4分音符がくるようなタッチも考えられるのです。

 一つタッチは必ず軽く入って圧を上げていき、また抜いていくということの繰り返しです。

 無限大に刺激は工夫できます。そのうちいくつが快刺激となるか。

 また一日が始まります。

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