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2009年5月 4日 (月)

脊柱の前弯と後弯を診ること。

 ヒトの体を横から見ると、頚椎は中央が弓なりに前に突き出していて、胸椎は後ろに、腰椎は前にと、撓んで(タワンデ)います。

 それで衝撃を吸収できたり、柔軟な動きを獲得できたりするわけです。

 それを自分で良い状態に保つのが難しいのは、横から客観的に自分の体を見ることができないということもあると思います。

 猫背であれば頭が前に突き出るので頚椎の前弯がストレートに近くなります。

 撓んでいれば重さを吸収しやすいのですが、頚椎が伸びてクレーンのように頭の重さが下へ向かっていれば、頚をつなぎとめる肩への負担は大きくなります。

 前頚部の胸鎖乳突筋も後頚部の頭板状筋・頭半棘筋も、頭を後ろ側に反らす時に働く筋肉なので、ストレッチならば頚椎の前弯をストレートにして頭を斜め前方に牽引すればいいわけですから、少し話がややこしくなります。

 猫背姿勢を続けていると、頭を支える頚の付け根(肩)から、血行不良に伴って筋肉疲労が頚から頭まで拡がっていきます。

 おなかの出た人の腰痛も、おなかの重さに腰椎が引っ張られて前弯が増強し、椎間板の内圧が高まって、ヘルニアなどの症状を作り出します。

 本人が横から客観的に見ることができない姿勢を、よく診ることがセラピストのファーストコンタクトでは重要です。

 もっと言えば俯瞰的に診る、三次元で診る、原因をプロファイリングしていくことがあって、施術は成果に結びつきます。

 ヒトが背中を後ろに反らしたくなれば、猫背で胸椎の後弯が大きくなり過ぎている、背中を前屈するストレッチがしたくなれば背筋が疲れている、行動から現在の症状を分析する事は可能です。

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