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2009年5月 2日 (土)

訪問マッサージで単調な強刺激は通用しない。

 昨日NHK教育テレビで、盲学校を卒業してマッサージ師の資格を取った方が、『訪問マッサージではこちらが施術ポイントを探して適切なタッチを提供していかなければならない』と気づき、勉強し直している様子を放送していました。

 この男性は盲学校の先生をしていたことがあって、技術にも自信を持っていたということでしたが、『施術部位を指定できない受け手』を前に、臨床の難しさを実感したようです。

 お客様から部位の指定があって、店の上部からも強刺激を要求されるような所で施術を続けていると、『指先の感覚で探ること』をしなくなります。

 また生徒に教えるには十分であっても、実践の特異な症例には対応できず、レッスンプロのようになってしまっている施術者もいます。

 寝たきりの方で会話が不自由であったり、意思の疎通が難しくなれば施術ポイントの判断は自分で決めなくてはなりません。

 『腰を15分』などと指定されてするマッサージの、施術ポイントが腰にはないことなどよくあります。

 ツボやトリガーポイントを理解していれば、関連痛による痛みの発現部位と施術ポイントが別になることは当たり前くらいに考えていなければいけません。

 『腰を15分』施術して楽になるような腰の疲れを回復させているのは、ほとんど本人の治癒力によるものかもしれず、その強刺激はただ治るのを邪魔しているだけかもしれないと思うのです。

 見るのではなく、診るのです。診ていなければ通用しないのです。

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