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2009年6月21日 (日)

腰部脊柱管狭窄症の男性 右下肢のしびれ、冷感、長く歩けない。

 遠くから指圧に来ていただくようになりました。しかし、ホテルを予約してまでとなると申し訳ない気持ちになります。

 60代後半の男性、脊柱管狭窄症と診断されていて、100mくらいしか歩き続けることができないということです。

 右下肢にしびれと時々冷感があり、尾骨のあたりにも痛みがあるということです。

 病院では今の段階での手術は勧められていません。

 ひどい猫背、O脚、肥満です。高血圧と高脂血症の薬を服用中、他に(私は少し怪しげだと思う、バカ高い!)漢方薬の煎じ薬を飲んでいるということです。

 右神経根型の脊柱管狭窄症と、尾骨のあたりの痛みというのは“会陰部の灼熱感”を訴える馬尾型の脊柱管狭窄症も混合した症状のように思います。

 伏臥位では、頚が前にグッと落ち込んで、肩甲下部が非常に高く見えます。

 「仰臥位になれない、伏臥位ならなれる」というのも、前屈姿勢で痛みが出ない脊柱管狭窄症の特徴です。

 ポイントは大腿骨頭を中心とした骨盤側部から下肢後側です。

 臀部には大腿骨頭を基点とした小さな弧を描いて、幾重にも細かい点圧をしていきます。

 下肢後方伸展挙上や膝屈曲の大腿四頭筋のストレッチ、伏臥位の股関節の回旋運動で痛みはありません。

 右第1腰椎脇の腎兪のあたりに慢性的な痛みがあるということですが、これはおそらく強いマッサージの受け過ぎです。

 週に1回温泉施設のマッサージ屋さんで施術を受けていたようです。確かに胸椎後弯の基点となるあたりは硬くなる所ですが、ゴリゴリ押されたために筋肉が炎症を起こしていると診ました。

 くどいようですが、こっている所ほど丁寧に慎重に、弱い刺激で循環をよくしていくのが理論にかなったタッチです。

 伏臥位が終わると、何のことはない、簡単に仰臥位になれます。

 爆睡のうちに指圧は終わり、仰臥位の腰や下肢のストレッチも、座位上肢伸展挙上のストレッチで背中を反らせても痛みはありません。

 加齢的変性により脊柱管は狭くなっていると思いますが、普通ならもっと相当痛がるはずです。

 体重を落とすことができれば血圧もコレステロール値も下がり、血液循環の改善によって右下肢の冷感はなくなるかもしれません。

 病院の先生の診断と同じようにまだ保存的治療でいける、私もそう思いました。

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