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2009年6月 7日 (日)

主訴は肩こり、しかし後から次々と…。

 「肩こりがひどいので指圧をしてほしい」とやって来たのは60代の女性、頚が左から右に回旋し、左肩が下がっています。

 2週間前に39℃の発熱があり、急性副鼻腔炎の診断で今も抗生物質を服用中、臭いがわからないということです。

 ペパーミントの精油の瓶の蓋をとって鼻に近づけても、臭いがわかりません。

 昨年第4腰椎の脊柱管狭窄症で20日間入院しましたが、手術を拒否して現在に至っています。腰痛は現在ひどくないようですが、左第1趾にはしびれがあるそうです。

 痩せていて頚が細く、撫で肩で背中は丸くなっていて、肩関節は内旋しています。肩こりの条件は揃っています。

 薬は抗生物質と胃薬とビタミンB12を飲んでいるとの問診後指圧を始めましたが、指圧をするうちに「眠れないのでデパス(抗不安薬)を飲んでいる」、「骨粗鬆症の薬も飲んでいる」ということがわかってきます。

 左脇腹の肋間筋に強い緊張があって、おそらく左肩と左腰をかばっているのだと思います。

 股関節、膝関節が硬く、指圧と関節運動で緩めていきます。

 脊柱管狭窄症は後ろ側から骨が脊髄神経を圧迫しているので、強い圧をかけてはいけません。

 全身指圧後、左第1趾のしびれはなくなったそうです。指圧で脊柱が伸び、下肢の関節も牽引してあるので、神経の圧迫が消えたようです。

 姿勢が戻れば足趾のしびれも、肩こりもまた起こってきます。

 年配の方はたくさんの症状を持つことが多いので、問診で出てきたことが全てではないと覚悟して望むことが必要です。

 一つ確実に言えることは、高齢者は主訴が体の他の部位に与える影響が大いので、部分の指圧・マッサージでは効果が薄いということです。

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