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2009年7月15日 (水)

圧すのではなく浸透させる指圧。

 横向きに寝て肘枕をし、側頭部にあたる手根部の感覚を感じてみます。

 この時、手根部は頭の重さで“圧されて”います。そこには手の力を使わない持続的な圧刺激があります。

 顔を少し下を向くように回旋させる、顔を少し上を向くように回旋させる、この時圧し込まれる感覚や圧のかかる部位が変わることがわかります。

 持続した垂直圧は肘枕のように、感覚として圧していなくても圧刺激を与えています。

 それを圧そうとして余計な力が入って垂直圧がねじれ、適量刺激を超えていきます。

 最近こんな例がありました。

 これといって症状はなく、月一回メンテナンスのために指圧に来ていただいている女性の一言に愕然としました。

 「指圧をして3日目からすごく調子が良くなる。直後は溜まっていた疲れを感じてだるい」

 これは適量刺激を超えています。

 約一時間の全身指圧をしますが、悪くない部位はもっと刺激量が少なくてもいいということです。

 痛みがある方の経過として3日後に良くなるならまず合格点をつけられますが、どこも悪くない感覚で来てくださる方にだるさを覚えさせるのでは、運動のさせ過ぎです。

 触圧刺激は他動的な運動になります。そしてどこも悪くない方への刺激こそ難しいものです。

 手を当てるだけ、持続を短くするなど、もっとだるさを感じさせない工夫はできます。

 何をされたか特に何も感じない、ただ気持ちがいいだけ、そこに基準があり、われわれはいつもやり過ぎる方向に間違うと思っていなければいけません。

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