『1Q84』に出てくる触圧刺激の極意。
村上春樹さんの小説『1Q84』に、触圧刺激の極意を上手に表現したシーンがあります。
“力を入れる時に大切なことはむしろ力を抜くこと”、村上さんは高いレベルにある者にしかわからない極意をある場面で表現しています。
村上さんの小説が世界中で評価されるのは、こうした的確なセンテンスの積み重ねが読者の共感を呼ぶからなのだなぁと今さらながら感心しました。
新し過ぎず古過ぎない一度は聞いたことがあるような英単語や固有名詞が、そのまま読み過ごしてもいいし(調べればすぐわかる程度でもあり)、音声的にキャッチーな文体が心地良い時間の流れを作り出します。
村上さんは触圧感覚も優れている方なのでしょう。
思い出したら楽しそうなよく寝かされて熟成した時代と、半歩だけ先を行くような暗示的な展開、指圧もマッサージも村上さんのような構成力をもったものでありたいと思います。
触圧刺激とアロマの嗅覚刺激により過去の記憶が蘇えり、心身の疲れがとれて明日につながるような指圧エンターテイメントが今日もまた始まろうとしています。
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